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GTM(Googleタグマネージャー)とYTM(Yahoo!タグマネージャー)でやらなさそうなことをやってみました。

Google タグマネージャーYahoo!タグマネージャーのどっちを使ったらいいの?ということをよく聞くようになりましたので色々と実験してみました。結論的にはやはり使う人の問題が大きくて、これらを入れたからと言って劇的に何かが変わるということはなさそうです。今までタグがごちゃごちゃしてたサイトはそのままでしょうし、かえって混乱のもとになる可能性があります。

■GTMにGoogle アナリティクスの非同期とユニバーサルアナリティクスのタグを共存させる(UAIDは別のもの)

これはそれぞれでデータを取得することができました。
ユニバーサルアナリティクスに移行する際に、クロスドメインやイベントトラッキングをしていない場合はこの方法を使うのもアリだと思います。とはいっても、非同期タグは既にHTML上に書かれていることが多いはずなので新規で作成する場合などに限られますね。

■GTMにGoogle アナリティクスの非同期とユニバーサルアナリティクスのタグを共存させる(UAIDは同じもの)

予想通り重複カウントです。
通常は同じUAIDでは非同期とユニバーサルアナリティクスのタグは発行できません。しかし、GTMではタグを作成してUAIDを設定してしまえばそれができてしまいます。この時はPVが重複でカウントされてしまいますし、Google アナリティクスの管理画面も非同期かユニバーサルアナリティクスのどちらかしか見ることができませんので全くやる意味がないです。

これに関連して同じUAIDを持つタグを複数発行できます。
GTMで新規でユニバーサルアナリティクスのタグを2つも3つも発行できるんですよね(もちろんリスティング広告のCVタグも)。そうなると当然重複カウントされますし、何が正しいのかもわからなくなるのでこれはかなり危険です。一人で管理している場合には問題ありませんが、複数人でGTMの管理者アカウントを使い回していると起こりうる可能性があります。今までのようにHTMLを触らなくて良いため簡単に変更できてしまいますし、ソース目視で発見できませんので計測に異常があった時の確認が大変になる可能性があります。

というわけでGTMの管理者権限を持つ人は慎重に選んでください

■GTMにYTMをカスタムHTMLとして追加

Yahoo!アクセス解析のデータも取れますしスポンサードサーチのコンバージョンも計測できます。
おそらくYTMにGoogle アナリティクスタグを入れても計測できると思いますが、これは実験しておりません。また、YTMにGTMを入れる実験もしておりません。

GTMを入れた後に代理店さんなどからYTMを入れてくれと言われたけどソースの修正費用がありません、という時の緊急対応する場合は使えないこともないですが、タグマネージャーにタグマネージャーを入れても意味がないと思いますので、よほどのことがない限りやらない方が良いですね。

■余談 クロスドメインやイベントトラッキング

クロスドメインやイベントトラッキングをするときはなかなか判断が難しいです。
クロスドメインは非同期ですとクロスドメインの設定をしないといけませんのでaタグの修正が必要です。しかし、ユニバーサルアナリティクスではそれが不要になるのでどちらのタグをメインにするかで判断が変わってきます。
参考URL:GA:UniversalAnalyticsでクロスドメイン(※2013/11/26修正) , アクセス解析するとかしないとか

イベントトラッキングはGTMで対応できますので、こちらはタグの種類に関係なくHTML上にonclickなどを書くのかGTMにするかの判断をすることになってきます。
参考URL:Googleタグマネージャに自動イベントトラッキング機能が登場,コラム アユダンテ株式会社

■まとめ

色々といじくってみましたが簡単にタグが発行できてしまいますので、タグのことに詳しくない人が触ってしまうと本当に危険です。また、複数のサイトのタグも管理できますがこれも混乱のもとですので可能な限り1ドメインには1つのGTMとYTMのアカウントを作成した方が良いですね。

現実的にはGoogle系のタグはGTM、それ以外はYTMと使い分けた方が良さそうです。GTMはGoogleサービスと連携していますからね。

GTMとYTMとユニバーサルアナリティクスが出てきて、その上にAdWordsやスポンサードサーチのCVタグとAdWordsとYDNのリマーケタグ、それ以外のツールの計測タグがあるとタグマネージャーを使う方が便利なのはわかりますが、導入はくれぐれも慎重に。