運営堂ブログ

名古屋のWeb制作で企画設計の価値を感じてもらうためにやること

2014/10/18(土)にとある印刷会社様でWeb営業のセミナーを行いました。詳細はこちらをご覧ください。
サイトマップはお客様とワークショップで! | GORILOG

■印刷は製造業、Webはコンサル業

「納品したら終わり」の意識が根強い印刷会社で、どうやって、お客様との継続的な関係をつくり、事業や運動の発展に寄与できるのか、WEBはそれが試される課題です。

印刷は歴史の長い業種なので革新的な技術も出てこないでしょうから、良いものをたくさん作る機械があるわけです。一つ作ればそれを複製して儲けるビジネスなので自動車などと同じ考え方ですよね。これに対してWebはWeb制作機なんてものは存在しませんし、最終的に作るのは人間なので大量生産には向いていません。そうなると必然的に作ることに価値がないといけないので、コンサル業(もしくはオーダーメイドの製造業)に近くなっていきます。これってわかっていてもなかなかその通りに体が動きません。まずはここの意識を変えることからです。

■企画設計はとても重要だけど・・・

WEBを制作するうえで、要になるのはサイトの目的や役割を明らかにして、それを実現するためのコンテンツや機能を検討する「企画・設計」の段階が重要だと思います。ここがしっかりしていると、後々の実装作業での修正や出戻りも少なくなりますし、サイトの運用方針や効果検証においても基準が明らかとなりスムーズに行きます。まさに「段取り八分」です。

どの本を見てもこのように書かれていますよね。3Cとか4P分析をしたりSWOT分析をしたり、検索エンジン上の状況を調査したりして全体の構成を決めるわけです。家の設計図にあたるものなのでとっても重要なんですがなかなか伝わりづらいところです。

お客様の方はディレクターが考えたほどは考えたり調べたりしていないので、考えたり調べたりしてくれたディレクターの意見を「ふんふん、なるほど、いいんじゃない?」って聞いてしまうことが多いような気がします。

こうなっちゃうんですよね。Webサイトの作り方なんて習いませんので、自然といえば自然の流れ。

じゃあ、これをどうやって解消するのか?

■お客様と一緒に双方のアイデアを出す

サイトの対象や目的から見て、どんなコンテンツや機能がいるのかを一緒に考えるワークショップを開催するという手法です。
ブレストとして、否定的な意見はナシという前提で、できればお客様の担当者だけでなく、現場の人にも参加してもらって、自由に意見を出してもらいます。
それをポストイットでもいいし、マインドマップソフトに入力しながら投影し共有します。

書かれているようにワークショップを開催してもいいでしょうし、初回のヒアリング・・・とか言う前にどんどんこちらから聞きに行ってそれをまとめていってもいいでしょう。とにかく、一緒になって考えるというかお互いの知っていることを出し合うことが大切です。

これのいいところは、お客様に考えてもらう機会を与えることで、削ったコンテンツや機能も含めて、なにを目指しているのかが共有できますので、その後の進行や公開後の運営や検証の視点が定まり易いということもあるでしょう。

ここがポイントです。
あとになってこれがいるいらないとなってしまうとコストもかかりますしいつまでたっても公開できません。ですので、作り出す前に必要なものを共有して見えるようにしておくことが大切です。

参考になるこんな記事もあります。
Webサイトリニューアルのムダな打ち合わせを、たった1回のワークショップで解消できる! | 一人でできるWebサイト収益UP術-ウェブ解析士事例集 | Web担当者Forum

■どこに価値を感じてもらえるのかを知る

お客様は、目に見えないことにお金を払うことは躊躇されます。特に名古屋地域は、この傾向が強いように思います。
先回りして、サイトマップを作って持って行っても「この紙一枚に何万も払うの?」と思われがちです。なので今までは、不満のでないような金額にしてあったのですが、ワークショップをすることで、企画設計工程が「見える化」され、必要な費用を請求しやすくなるという効能もあるように思います。

良い悪いじゃなくてこういった地域特性があることを認識して適応すればいいんですよね。実際に自分たちが動いたことに対して価値を感じてもらえるのであれば、そこを活用していけばいいだけです。本に書かれている通りにすることがいいわけでもないですし、効率化といってメールだけで済まそうとするとかえって非効率になってしまいます。ゴールまでの最短距離はどこなのか?を考えていけばこういった答えも出てきます。

そして、今まで印刷で培った営業さんの力がこういったところで活きてくるわけです。急にWeb担当が行ったって「わけのわからないカタカナの話をされた」ってなるでしょうから。営業さんのコミュニケーション能力をフルに活用してお客さんは言いたいことを言う、こちらは企画設計に必要な情報を得る。

■自分たちの価値は自分たちで作る

他人が作ったあるべき姿のWeb制作に振り回されても意味がないですよね。自分たちにあったWeb制作フローを作っていけばしっくりくるでしょうし、強力な差別化力になります。Web制作は新しいもののように見えますが、今までを否定してはいけませんし、営業が動かないとか制作がブツブツ言うとか身内で争っていても仕方がありません。それぞれの良いところを伸ばすように考えた作業フローを作ってみてください。

モノではなくて価値を意識することで違ったものが見えてくるはずです。


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