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Web来訪者を顧客に育てる リードナーチャリングを読んだ

アクセス解析だけをやっているとサイトのことだけに目が行きがちですが、webサイトはマーケティングなどの企業活動の一部でしかないので、その全体を知っておかないといけないと思って読んでみました。

■分析の基本的な考え方がわかる

アクセス解析のデータを見てそこから問題点を見つけるのも一つの手法ですが、自分たちが設計したマーケティング活動の効果がどうなっているか?という効果測定にアクセス解析を使う際の考え方が書かれています。web関連のサービスなどは進化が早いですし、業界自体が若いので、こういった基本的な考え方が書かれているのはとても参考になります。まずはこれを読んでおきましょうというおすすめできる本です。

また、アクセス解析をする人はツールの使い方ではなくて、こういったwebマーケティングがわかる本から読んでいった方が理解しやすいと思います。出てきた数字を見るのではなくて見るべき数字がわかっていた方がツールを使いやすいのは当然ですよね。

■制作者、ディレクターなど制作関連の方も是非

webサイトはこういったことをするためにも使われるんだよ。と説明するにはもってこいの本だと思います。特に20代前半の人は1章に書かれているようなwebサイトの変遷は実感していないでしょうし、その流れがあって今があることもなかなかわからないでしょうから、自分が全体で果たしている役割など合わせてもイメージすることができるのは自分の成長につながりますよね。

自分がやっていることを違った視点から見ることができると、ガラッと見え方が変わるので頭もすっきりした一冊でした。

※アクセス解析の視点から書いてますが、実際は(リードナーチャリング=見込み客育成)が書かれている本です。