運営堂ブログ

Moodle Moot(1日目)に行ってきました。

Moodle Moot2012の1日目に参加しました。

Moodle MootとはMoodleの教育者と開発者による研修会のことで日本でのMoodleに関する最新情報が発表される場所です。今回は三重大学という近場で開催されるので初めて参加しました。

■使う人(学生、教師、管理者)のことを考えること

内容を詳しく書いて良いのか分かりませんので書くのは控えますが、Moodleはオープンソースですしモジュールもたくさんありますので本当にいろいろな使われ方をしているなと実感しました。

その中でもアドビシステムズと横浜市消防局の事例はとても興味深かったです。

社内でのグループウェアといった感じで活用されているのですが、どちらも機能追加などはほとんどなくデフォルトの機能で運用されており、バージョンアップが頻繁に行われるオープンソースのデメリットを克服していました。

また、「使って」ではなくて「使ってもらえるように動く」というのも共通していました。どんな便利なツールでも使ってもらえないと意味がないのでそのために動くのは自然ですし、利用者の声を聞きながら悩み事を解決していくことで徐々に使ってもらえるようになります。ここはアクセス解析を理解してもらうこととも似ていますね。

基本的に社内での利用なのでコストをかけたくないところですが、カスタマイズしなければ無料なのもいいところです。ネックは使いこなすまでに時間がかかるので、担当者の粘り強さと複数の担当者を育成することでしょうか。

詳しくはこちらをご覧ください。
Twitter / 検索 – #mootjp12 – 全ツイート

余談
横浜市消防局の発表者の藤田さんが月刊消防の「消防式Moodle活用術」を読んだ。橋下知事と乙武さんの教育に関するツイートもからめて。の記事を読んでくれていて、「まさに言いたかったことが書かれていました!」とお褒めの言葉をいただきました。

ブログというメディアってすごいなと改めて感じた瞬間でした。