『SEO』カテゴリーの投稿一覧

ここ最近読んだ本(4冊)の感想など

珍しく仕事関連の本が2冊あります。

入門SEOに効くWebライティング サイトの価値を高める正しいコンテンツの作り方

入門SEOに効くWebライティング サイトの価値を高める正しいコンテンツの作り方 (Informatics & IDEA)
宮嵜 幸志 中島 健治 石村 浩延
SBクリエイティブ
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この本に興味がある人が読みたいのはChapter3,4だと思います。タイトルのつけ方や見出しのつけ方や文章の書き方について説明されていますので。ここ以外はマーケティング寄りの内容となっています。当たり前ですが企業であれば記事単独で動くことはなくて何らかの目的がありますので、それをどう考えて実践していくかが書かれています。ちょっと残念なのは複数の著者の本にありがちな内容の重複。またこれ?ってのは仕方ないですかね。

Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書

Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書
エムディエヌコーポレーション(MdN) (2015-12-18)
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こちらは昔から言われていることをコンテンツマーケティングでちょっと直した感じの内容です。5年以上Web業界にいれば知っていることが多いはずなので、知識のアップデートぐらいの感覚で読んでみると良いと思います。逆に知らないことが多いのならAmazonなどで関連書籍を買うことをおススメします。

転職―会社を辞めて気づくこと

転職―会社を辞めて気づくこと
高任 和夫
講談社
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これは面白かった!20年近く前に書かれた本なのに今読んで全く違和感がないです。キャリアの悩みってのはずっと同じなんですね。あとは定年後の男性の生き方も面白かった。たまに平日に家で仕事をすることがあるんですが、嫁さんに言われることがまさに書かれている通りでした(笑)。最新の転職記事をよりもよっぽど役立つと思います。ちなみに聞く力で阿川さんが紹介していたので読んでみた本です。こうした本のしりとりは楽しい。

笑いの日本語事典

笑いの日本語事典
笑いの日本語事典
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中村 明
筑摩書房
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文章の幅を広げたいと思って買った本。笑いを導き出すテクニックや分類は役に立つものの、書籍内で引用されているネタが偏っているのでまたか・・・ってなります。紹介されている書籍を読めば事足りるような感じがしたのでさっと読んだだけです。ちょっと残念。


今回はこんなところで。

「できる100の新法則 Google Search Console これからのSEOを変える基本と実践 」を読んだ。

Googleサーチコンソール(通称サチコ)の使い方の書籍でWebサイトに何らかの形でかかわる人には必読の書です。

これを読まずにSEOの話はできませんし、この分野のことを知らずにWebサイトを運用することはあり得ませんので、作る人も広告を運用する人も発注する人もすべての人に読んでおいてほしい本です。

※この本はインプレスさんから頂戴いたしました!ありがとうございます。

■SEOとか言って記事を書く前にやることがあるでしょ

コンテンツマーケティングとかSEOとか言って記事をバリバリ書くのもいいですが、書いた記事がGoogleさんにちゃんと伝わらないことには始まりません。そこを知らずに何かやったところで意味がないですよね。テスト範囲を間違えて徹夜で勉強するようなものです。長い目で見れば結果が出ても目先の結果が出ないことは間違いありません。

私のところにもSEOをお願いしますという依頼が来ることがありますが、サイト上で何かをする前にサーチコンソールでやることがたくさんあります。しかも、制作段階で解決しておくべき問題もあるので何とも難しい部分です。SEOって買い物じゃなくてトレーニングとかダイエットに近いので根本の部分から直さないといけません。

他にも言いたいことがありますが書籍とは関係ないので割愛。

■序章と第1章は基本中の基本

サーチコンソールへの登録方法とクロール・インデックスについての説明です。

クロールとインデックスって知らない人が意外と多いです。SEOの基本中の基本なのでここは何度も読んで実践しておいてください。書籍中でも最も分量が割かれているところなのでその重要性が分かります。

Webサイトを作ってもgooglebotにクロールされなければないと同じです。クロールされても正しくインデックスされないと誤った情報が検索結果に出てしまうこともあります。記事を追加する前に現状できちんとインデックスされているのかを把握しておいてください。まずはここから。

1,2,7,8,14,15,17,18,19は読んでおいてください。

■第2章はいわゆるSEOっぽい部分

キーワードを考えて調べていじって・・・というとってもSEOっぽい部分です。

ここで大活躍するのは「検索アナリティクス」で、検索されて表示された回数とクリック率などが分かります。ここに出てこないキーワードの記事を追加する、クリック率の悪いものはdescriptionを変えてみる、などなどやることはたくさんありますがその作業自体はとっても地味です。それに耐えられないとSEOなんてものはできません。また、継続的にチェックしていくものなので根気がない人にも向いてません。

SEOって華やかに見えますがやっていることはそうでもありません。それが分かるのが第2章。

28,34,37,39,45は読んでおいてください。

■第3章は大規模サイト向け

100ページにも満たないようなサイトにはあまり関係ない部分です。CMSを使っていて記事数が多いサイト、商品が大量に登録されているECサイト、などが対象になります。

重複、リッチスニペット、構造化、カノニカルなどちょっと専門的な用語も出てきますので、1,2章をクリアしてから読んでみてください。いきなりここを読んでもわからないことが多いはずです。やっていくことは1,2章以上に地味ですし、細かすぎてクライアントには伝えづらい部分ですが、Googleに余分な情報や不必要な情報を渡さないためにも対応しておきたい部分です。

50~56,58,65,66は読んでおきましょう。

■第4章のモバイルは臨機応変に

ちょっと前に流行ったモバイルフレンドリーについて書かれています。

こちらはガチガチのBtoBでモバイル比率が低い時などは費用対効果を考えて対応してください。機械メーカーさんなどは対応を後回しにしてもいいかもです。とはいってもマニュアルページなどはスマホで見たい時もありますし、リクルートページも対応した方が良いでしょう。

モバイル対応は制作者のリソースを使うこととなりますので可能な限り初期段階から考えておいてください。作ってからは難しいです。また、対応する場合もちょっと先を見た運用を考えておきましょう。

読んでおくのは71,81.それ以外は個別の問題になってくるはず。

■第5章リニューアル前に必ず読むこと!

リニューアルしたらアクセス数が減ってしまった!ということの無いようにここは絶対に読んでおいてください。

ドメイン変更とかCMSが変わってURLが全部変わるとか、日頃は何とも思わないことがSEOにはとっても大きな影響を与えますのからね。また、手動ペナルティについても触れられていますが、これはその時に考えるしかないですね。

読んでおくのは93~100。

■ディレクター、プロデューサーは絶対に読むこと

ブックレビュー:できる100の新法則 Google Search Console -これからのSEOを変える基本と実践- | グラン堂ブログ
で藤田さんもこう書かれています。

読了して一番最初に「これは一人じゃ無理」というか「関わる人みんなが同じ分量で知っておかないと実現できない」と思いました。冒頭コラムに「Search Consoleは検索に関わるすべての人のためのサービス」とありますが、まさにその通りだと。

作ってからSEO屋さんに投げても何ともならんのです。

SEOは企業とWebサイトの力の全てが試される場所です。特定の担当者でどうにかなるものでもありません。

魅力的な製品やサービスを開発し、適切なコンテンツを作成して、人にもgoogleにも分かりやすいサイトにして初めて良い評価がなされます。

順位のために努力するのではなくてユーザーのための努力をしていきましょうね。


以下、目次
序章 Google Search Consoleの基本を知る
第1章 クロールとインデックスの新法則
第2章 キーワード分析と最適化の新法則
第3章 ページやサイトの構造を整える新法則
第4章 モバイルフレンドリーとページ高速化の新法則
第5章 SEO上のトラブル防止と対処の新法則

書籍版

できる100の新法則 Google Search Console これからのSEOを変える基本と実践
村山 佑介 井上 達也 できるシリーズ編集部
インプレス
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Kindle版

「10年つかえるSEOの基本」を読んだ。

「10年つかえるSEOの基本」を読んでみて思ったのは、SEOを始めたい(勉強したい)人の第一歩になる本、だということです。小難しい技術の本を読んでも難しすぎますし、Googleのガイドラインを読んでも何のことかさっぱわり分かりませんからね。

ちなみに、ヴォラーレさんから献本いただきました。ありがとうございます!
気になっていた本なので買う前にご連絡いただいてとっても助かりました(笑)。

■SEOに正解はないけどよりどころはある

こんな時にどうすればいいの?と悩むことがあると思いますが、その時に判断の基準となるものがあれば悩まなくて済みますよね。ありがちな、タイトルの文字数だとか、キーワードの出現率だとか、リンクはあった方がいいのかないのか、などです。

何事も始めたばかりの時って細かいことばかりに気になっちゃいますし、それについて検索してもどれが正解なのかわからないですよね。それについて検索する時間ももったいないのでまずはこの本を読んでおくと良いかと思います。

こういった問題の対応法というか判断の仕方が分かりやすく書かれていますので、出だしでつまづくことはないと思います。

SEOって慣れてくると些細な問題であっても実は重要な問題ではあったりしますが、それはまだまだ先の話なので気にしなくてよいでしょう。

■感覚でやるのではなくて、必ず調べる

これはやってない人が多いのでは?
回線や地域や環境で検索結果は変わりますし、自分が思っているようなキーワードでは検索されていなかったりします。SEOは検索をしている人が相手なので、自分が検索している人にならない限りは永久に理解できません。

また、競合の動きも見ることができるのでタイトルなどの修正のヒントも得られますし、実際に競合サイトを見ることでページ自体のヒントも得られます。

とにかく良いことだらけなので、どんどん検索してみてください。

■その他、読んでみて「これは!」と思ったところ

・第1章全体
そもそもなんで検索エンジンが存在するの?ということが書かれています。
当たり前すぎて気にならないかも知れませんが、そのサービスを提供している会社の考え方を知るのはとっても大切です。今までの歴史がなんでそうなっているかが分かりますので、ちょっと未来のこともイメージができるようになります。

descriptionは重要
検索順位には影響しませんがクリック率に影響しますよね。
ここを軽視する人が多いように感じますが、リスティング広告の広告文やチラシのキャッチコピーに相当する部分ですのでしっかり考えましょう。本文にも書かれていますが、空っぽにしてGoogleに判断してもらうのもアリです。

Google ウェブマスター向け公式ブログ: 良質なサイトを作るためのアドバイス
これってわかったようでわからないことがたくさん書かれていますよね。それがこんな風に分かりやすく。

  • サイトが信頼できるサイトか?
  • コンテンツを作っている人はそのジャンルに詳しい人なのか?
  • コンテンツが検索する人のためにしっかり考えて作られたものか?
  • このサイトにしか掲載されていない情報を作っているか?
  • 情報が少なくないか、薄っぺらくないか、役立つかどうか?
  • 「友達に教えてあげたい」とか「共有したい」と思ってもらえるか?
  • 広告がコンテンツの邪魔になってないか?

さすがです。

SEOって地道な努力
元々のサイトが悪ければ効果が出るのが早いかも知れません。しかし、そこから先はやっぱり地道な努力しかありません。地道な努力が必要となればウダウダ言っているよりもとにかく行動した方が良いです。経験値がモノを言いますからね。

また、ライバルも地道な努力は面倒だと思っているはずなので、キーワードによりますがやれば勝てる部分でもあります。

ズルし放題だった
だからSEO=テクニック、という認識が定着しているんですよね。
はるか昔はmeta keywordsに入れるだけで上に出ましたし、隠しテキストもバリバリに効いていましたし、キーワードのつめこみも効いてました。今ではこんなことをやる人はいないですが、最新のテクニックがあるんじゃないか?と思うのは仕方がないことです。

もはや小手先にテクニックではどうにもならないことを認識して普通に頑張るようにしましょう。今から頑張れば10年どころか1年後には全く違った結果になっていると思います。

Web業界歴が浅い人やSEOに関わっていない人には定番の書籍として読んでほしい素晴らしい本です。


以下、目次
第1章 検索エンジンは、なんのために、どんなことをしてるのか
第2章 検索する人の気持ちと行動を考えてみよう
第3章 検索キーワードを見つけよう
第4章 検索キーワードをサイトに反映させよう
第5章 コンテンツを作ろう
第6章 リンクを集めよう
第7章 SEOを「売り手目線の販促活動」と考えてはいけない
おわりに 検索エンジンの進化とこれからのSEO


10年つかえるSEOの基本
10年つかえるSEOの基本
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土居 健太郎
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「いちばんやさしい新しいSEOの教本 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方」を読んだ。

著者の村山さんから献本いただきながらようやく今頃読み終わりました・・・。
新しいSEOというタイトルですが全部が新しいものではなくて、今までのSEOの内容をアップデートしたような感じでした。

■そもそもWebサイトで何をしたい?から

SEOでもリスティング広告でも制作でもなんでもそうですが必ずここから始まりますよね。最初にやるべきは順位アップでもなくソースの修正でもなくここの部分なので、何をしたくて誰に来てほしいかをしっかり考えないといけません。20代後半~30代前半の女性とか漠然としたものではなくて、せめてどんなデバイスを使っているのか、どんな職業なのか、といったあたりは考えておきたいです。

■業種別サイト構成が便利!

これは制作会社さんは必見です。
なんとなく予算から考えてページ数を出して・・・ではなく業種ごとに作りも変わるのでここを知っているだけでも提案に幅が出ると思います。また、キーワードの傾向も書かれていますので実際のコンテンツ制作時の言葉選びの参考にもなります。

既存のサイトをこれに照らしわせてみてずれているところを修正する際の参考にもなりますし、とにかく読んでおいてほしい箇所です。

■技術的な部分はそのあとで

ここが気になって仕方がないかも知れませんが順序がありますのでここだけ見て小手先の改善をしないようにしたいですね。どうしてもすぐに効果の出る方法を探してしまいますが、SEOはやっぱり時間がかかりますので急ぐときはリスティング広告を出稿した方が早いと思います。

■小規模サイトの場合、ここまでできない場合もあるかも知れませんが

この本に書かれているようにしっかり調査して設計して制作に至るまでにはかなりのコストがかかりますので、小規模サイトや個人でのサイト制作には向いていないかも知れません。しかし、考え方自体は変わりませんので可能な限り同じ手順を踏んでみてください。コストが合う合わないの前に自分がやったことがあるという経験が何よりも大切ですから。

また、自分でブログを書く場合にはコストも関係ありませんので、SEOについて詳しくなりたいのであればブログを書くのが一番ですよね。P.79~81にブログの構造の例がありますのでここを真似していくのが良いと思います。


くどいようですが、作る前に考えましょうね。
作ってから構造を変えるのはとっても大変ですし予算もないと思いますから・・・。

村山さんありがとうございました~。


以下、目次
◆Chapter 1 SEOの目的と考え方を身に付けよう
◆Chapter 2 Webサイトの目的と訪問者の目的を考えよう
◆Chapter 3 有効な検索キーワードを調査しよう
◆Chapter 4 業種別に最適なサイト構成を考えよう
◆Chapter 5 適切な内部対策でSEOの効果を高めよう
◆Chapter 6 質の高い外部対策でWebサイトの価値を高めよう
◆Chapter 7 ソーシャルメディアからWebサイトに集客しよう
◆Chapter 8 技術的な問題を解決して優れたWebサイトを目指そう
◆Chapter 9 SEOの効果を分析してさらなる改善を進めよう
・付録 1 業種・ジャンル別キーワード一覧表
・付録 2 サイト全体のテンプレート一覧管理表
・付録 3 今すぐ使えるSEOのRFPフォーマット
・用語集

いちばんやさしい新しいSEOの教本 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方
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