2010年1月の投稿一覧
ツール分科会には毎回参加しておりまして今回はその6回目でした。ツールはUser Insight。
ツール分科会はアクセス解析ツールをベンダーさんに説明していただき、実際に使ってみてその使用感をフィードバックしたりツールについての疑問を解決する分科会です。アクセス解析ツールは色々出ていますがお試しがないツールもありますのでこういった場でツールに触れるのはいい機会だと思って参加しています。
さて、今回のUser Insightは普通(?)のアクセス解析ツールとは違って、ヒートマップや属性を軸にした分析ができるのが特徴でした。バージョン2からはさらに普通(?)のアクセス解析ツールと同じようにユーザやPVなどの分析もできるようになって、このツールだけで解析が完結できるようになっています。
もう一つの特徴はなかのひとのデータを使った属性分析ができることです。性別、年齢、年収、業界、地域、インターネット利用度等の軸で分析ができます。例えば、「名古屋の30代の男性で年収が400万でインターネットマニア」の人が自分のサイトでどういった動きをしているかがわかります。通常のアクセス解析ツールでは新規・リピートとかコンバージョンしたユーザーとかしかとれませんでしたが、こういった軸で分析できるのはとても面白いですね。機能詳細はこちら。
ただし、こういった属性データを使うにはそれなりのPVが必要で、できれば月に何万かのPVは欲しいとのことでした。また、属性は実際のユーザーと違っているかもしれないと思いましたが結構な精度で出されていますので指標としては使えると思います。
■その他気になった点
- PVの上限は月間1000万ということでそれを越えてしまう場合は解析するページを制限するとかサンプリングで対応
- FLASHはブラウザによってとれるものととれないものあり
- ヒートマップは上位10PVのページが保存、それ以外のページもjpgでは出力可能
- 数字データは5年、ヒートマップは3カ月保存
- PVなどはほぼリアルタイム(5秒)で更新
個人的な感想としてはデータをいじくりまわすというよりも、解析画面がとても見やすいので直感的に見て使う解析ツールという感じがしました。企業で解析の担当をされていてデータをいじくりまわすのが面倒という方には便利だと思います。また、他のツールにない分析軸を持っていますので今後も軸を増やしていったら面白いんじゃないかと思います。30代でプロレス好きの男性とか(笑)
■余談
分科会で知り合った方々と名刺交換をすると必ず「名古屋からですか!」と驚かれます。名古屋って新幹線で1時間半なので東京の外れとかに住んでいる方とそんなにかわらないんですよ~。交通費は高いけど。
NAVERフォトエディター
無料で使える画像の編集ソフトなのです。プロでなければこれさえあれば画像の加工は問題なしと思えるほどの高機能です。
■特徴
・ブラウザ上で起動なのでインストール不要
※Flash Playerの10以上が必要です。
・切り抜き、色補正の基本的なものに加えレイヤーまで使える
・無料
・日本の会社が開発しているので当然日本語
・5枚までの画像を開くことができる
といったところです。
画像の拡大縮小をしようと思うとwinデフォルトのぺインターやフォトショップエレメンツ、GIMPなどを使わないといけないのですが、お金がかかったりインストールが必要だったり、機能が不足したりと一般の方にはなかなか難しいものでした。NAVERフォトエディターであればそのあたりが一挙に解決されます。
詳しい使い方や紹介は以下のサイトをご覧ください。
http://photoeditor.naver.jp/intro
http://www.wpost.jp/2009/09/naver1.html
http://ran.private.coocan.jp/omusubi/contentsweb/msg/naver.html
http://d.hatena.ne.jp/webcreators/20090826/1251278242
http://linker.in/journal/2009/08/webnaver.php
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/09/04/naver_photoeditor/index.html
注意点としては読み込める最大サイズが2000×2000pixという点ぐらいです。恐ろしいぐらい便利なので使ってみることをおススメします!
ラジオ日経のマーケットトレンドという番組で個人賠償責任保険ってものを知りました。
放送の内容はブログを読んでいただくとして個人賠償責任保険とは何かをちょっとご説明。
なかなか使えるぞ!個人賠償責任保険
私たちが日常生活の中で他人(いわゆる第三者)に対してケガをさせたり、人のモノを壊してしまったりして法律上の損害賠償義務を負うことがあります。例えば
- マンションで洗濯機の排水ホースが外れて階下に水漏れをした。
- 飼い犬が散歩中に通りがかった人に噛みついてケガをさせた。
- 買い物に行った際誤って商品を落として壊してしまった。
- 子供がおもちゃのバットを振り回していて誤って友達をケガさせた。
- 自転車で駅に向かう途中、人にぶつかってケガをさせた、止まっていたクルマにこすってボディにキズつけた。
- スキーをしていて人にケガをさせた。
- 立食パーティでトレーにのっていた食事を落として人のドレスを汚してしまった。
- 子供がキャッチボールをしていて人の家の窓ガラスを割ってしまった。
などなど挙げていけばきりがありませんが、こうして見るとどれも身近にありそうなトラブルではないでしょうか。日本ではなんでもかんでも訴えってやる!ということは少ないかもしれませんが、こうしたことがあった場合に慰謝料よこせ!と普通に言う人が増えたように感じます。
テレビなどでも法律関係の番組もよく放送されていますし、こうしたことに関する知識が一般の人でも高まったり関心を持たれているのかもしれません。
私たち個人がこうした事故やトラブルの際に対応する保険が「個人賠償責任保険」です。
これはありそうな感じですね。昔だったら親が謝りに行ったりするなどして解決していたんでしょうが、今となっては突然何千万とかの賠償を請求されたりするのでこういったものに入っておかないといけないのかもしれません。キャッチボールでガラスを割るなんて定番でしたしドラえもんでもよく出てきますが、今後は裁判沙汰になるんでしょうか?(笑)
掛け金もそんなに大きくないのでもうちょっと調べてから入ってみようかと思います。
行ってないにも関わらず気になっていたセミナーなので紹介サイトの情報を集めていった気分になってみました。
会場の雰囲気

出演者の方とそのタイトル
- 小杉 国太郎さん(グーグル):Google Analytics ベーシック
- 衣袋 宏美(クロス・フュージョン):仮説検証型、かつ4つの対顧客戦略でデータを見る~Google Analyticsを使った分析のあるべき流れ
- 大内 範行(アユダンテ):ユーザー行動をセグメント化して、サイト改善〜ユーザーの行動と気持ちに寄り添うセグメンテーション分析
- 石井 研二(HARMONY):Web制作会社のための、顧客が逃げないGoogle Analyticsレポーティング~成果アップのための解析「報告」の実践
- 権 成俊(ゴンウェブコンサルティング):経営者視点のサイトリニューアル提案~Google Analyticsを使った経営成果の算出法
う~ん、やはりものすごく濃い出演者だ・・・。
この方々の話を半日も聞いていたらミイラみたいに干からびてしまいそうで怖い。
内容はこんな感じ。
その他ブログでの紹介記事
CSS Nite Google Analyticsを使ったWebアクセスログ解析とサイトへの反映/まとめ
CSS Nite LP, Disk 8 参加振り返り 仮説検証型、かつ4つの対顧客戦略でデータを見る
CSS Nite LP8「Google Analyticsを使ったWebアクセスログ解析とサイトへの反映」のまとめ
CSS Nite LP8
気になったのはdoubleside-web Blogさんのこの部分。
個人的に嫌と言うか疑問を持ったのが、ノーリファラの扱い。
たとえ、ブックマークからの訪問でも、前回のリファラを記憶してマージしてるとのこと。
これはどうなんだろうと思った。
これは私もGoogle Analyticsの罠?でとり上げましたが直接参照の比率がGoogleAnalyticsだとかなり低くなってしまうんですよね。この部分はかなり注意が必要です。
いまやアクセス解析=GoogleAnalyticsになりつつありますが、各データの算出の仕方に関してはちゃんと調べておかないと誤った施策を打ちかねないです。データを出すと数字が独り歩きしがちですからね。
個人的には1/20.27の衣袋さんのセミナーに参加します。
東京への交通費は痛いですが、ここらでしっかりと基礎的な部分を押さえておきたいので、2日間みっちり勉強してきます。
パーソナライズド検索とはどんなものなのでしょうか?まずはその説明を引用します。
パーソナライズ検索とは、簡潔に言うと「個人の検索履歴や行動に応じて検索結果を自動的にカスタマイズ」する機能です。
たとえば、「ピザ」で検索したときにいつも「ピザハット」のサイトをクリックしていると、「ドミノ・ピザ」や「ピザーラ」ではなく、「ピザハット」が上に来るようなるかもしれません。
検索結果から「楽天市場」を頻繁に訪れるようなら、楽天市場のショップが上位に出やすくなるかもしれません。
つまりあなたに合わせた検索結果を、Googleが作り出してくれるのです。
これまでGoogleのパーソナライズ検索は、Googleアカウントにログインしているユーザーにだけ適用されていました。
しかし、これからはログインしていないユーザーにも適用されるのです。
全ユーザーが対象ということですね。
パーソナライズ検索の完全適用によって、僕とあなたの検索結果が違ってくることがあり得るのです。
僕の検索結果の1位のページは、あなたの検索結果の1位のページではないかもしれないのです。
といったように見る人によって順位が違うということです。
これで上位表示は意味がない!と思われそうですが検索履歴をもとにパーソナライズされますので初めて検索するキーワードにはあまり意味がないです(はず)。また頻繁に検索するキーワードはブックマーク代わりに使っていることが多いはずですので、1位か2位に表示されているはずですからパーソナライズされる意味もあまりありません。
とはいっても検索結果が人によって違ってくることには変わりはありませんので、今まで以上に順位を基準としてみていくのではなくて流入数を基準として見ていく必要があります。
Googleにデータを渡すのが嫌な人は以下の処理を忘れずに。
1. 検索結果のページの右上にある [ウェブ履歴] をクリックします。
2. 表示されたページで、[検索内容に基づくカスタマイズを無効にする] をクリックします(この設定は Cookie に保存されるため、同じパソコンとブラウザを使用するすべてのユーザーに影響します)。
2009年の振り返りと2010年の予測
サイバーエージェントさんの今年のSEO関連の予測です。
1,プッシュ型SEOが重要に
言葉の使い方が微妙かもしれませんが、これまで検索エンジンクローラーが来るのを待っていたのが、これからは検索エンジンに対して情報をプッシュしていく必要が出ると思われます。
特にカフェインが導入により、よりフレッシュな情報に優位性が出る可能性があるGoogleでは、
・ページ更新によってGoogleに対してアピールする
・RSSフィードをして、Googleに更新を通知する
・twitterを使ってGoogleに情報を流す
などの、情報やサイトの更新情報をGoogleに対してプッシュしていくことが重要になると思われます。
2,セマンティック検索の進化
Bingはじめ、検索エンジンはユーザーが求めている情報がなにかを考慮して検索結果を表示する方向に進んでいます。
単純に全文検索するのではなく、ユーザーの問いかけに検索エンジンが答えるようなイメージです。
おそらく、この精度は検索回数が増えれば増えるほど経験則的に高まるものと思われますので、ユーザーが欲しい情報が一発で表示されるという、検索の精度がさらに高まるものと思われます。
そういう意味では、昨年以上にBingには注目していきたいと思います。
3,被リンクフィルターの強化
SEO用に人為的に生み出されたリンクと、自然発生したリンクを見分けるフィルターがさらに強化されて、精度が向上するのではないかと思います。
これまで、IPの分散やリンク位置など様々な監視項目から、人為的なリンクを見破ってきたと思われる検索エンジンですが、ここにも時間軸の要素が強くなってくるような気がしています。
4,Yahoo!はさらにペナルティを強化か?
2008年くらいから強まっている、Yahoo!の対SEO制裁ですが、今年もさらに強まるのではないかと思います。
キーワード出現率などの過剰なSEOへの制裁をさらに強め、Yahoo!が好まない形のSEOに対しては、ペナルティを強めてくる可能性があると思います。
過剰なSEOは行わず、あくまでユーザー視点でのサイト制作やコーディングが第一になるものと思います。
5,SMO再燃か?
ソーシャルアプリ全盛となっている今こそ、再度SMOの概念を見直す時期のような気がします。
SEOに対するフィルターがますます強まる中で、どうやったら自然にリンクが集まるか?
をよく考えるとソーシャルアプリも活用ができるのではないでしょうか?
以上から、2010年は、
○質の良いウェブサイトを制作する、質の良いコンテンツを作るという王道
と
○ペナルティへのケア(過剰なSEOへの注意)
○更新情報のプッシュ
○SMO
あたりが鍵になるような気がしています。
なるほど。
昔から言われてますが質の良いコンテンツの配信と情報の鮮度は重要なんですね。情報のプッシュも知らないと損をしてしまいそうです。
社長が選ぶ今年の社長2009
順位(前年) 氏名 企業名 票数
1位(1位) 柳井 正氏 ファーストリテイリング 256票
2位(-) 豊田 章男氏 トヨタ自動車 42票
3位(28位) 原田 泳幸氏 日本マクドナルドホールディングス 32票
3位(2位) 孫 正義氏 ソフトバンク 32票
5位(3位) 大坪 文雄氏 パナソニック 14票
6位(9位) 渡邉 美樹氏 ワタミ 12票
7位(-) 大東 隆行氏 王将フードサービス 10票
8位(-) 伊東 孝紳氏 本田技研工業 9票
8位(-) 鈴木 修氏 スズキ 9票
10位(12位) カルロス・ゴーン氏 日産自動車 6票
今更ながら2009年に優れていた社長を社長が選んでいる記事を発見しました。1位はユニクロなどを経営している柳井さんでした。そりゃ業績などからしたら当然だとは思うんですが、個人的にはプロレスが好きということもあり故・三沢光晴さんを選びたい。三沢さんは去年の試合中にバックドロップを受けて亡くなられました。
上位10人の方は企業規模もあるので現場の最前線に立つことはありませんが、三沢さんのように現場の最前線に立ち続けてそこで殉職する社長なんて他にいるのでしょうか?経営者だから業績が一番の評価対象になるんですが、社員からも周りの人かも信頼されて体を張り続けた三沢さんこそ2009年を代表する社長なんじゃないかなと思います。
--余談--
毎年年末になると思うんですが今年の流行語とか今年の○○ってなんで年内に発表されるんでしょうかね?流行語なんて紅白のエンディングでスゴイのが飛び出るかもしれないですよね?こういったものは年が明けてから昨年を振り返って考えるのものではないのでしょうか?もしくは2009年1月~11月の流行語大賞のように期間を明示するべきでしょう。
コンバージョン率2.8%、カート放棄率59% – この平均データをどう活用するのか?
アクセス解析イニシアチブでお世話になっている衣袋さんの記事です。
セミナーや講演などで、出席者の方からよく聞かれる質問に、こういうものがある。
コンバージョン率って平均的にはどのくらいなのでしょうか?
自分のサイトはコンバージョン率が1.0%なのだが、これはよいのでしょうか悪いのでしょうか?
これは実際に私もよく聞かれる質問です。
確かに自分のところが他と比べてどうなのかってのは気になりますし、改善したと喜んでいても他社より圧倒的に低ければ喜べないですから。
しかし、webサイトは結局のところ投資対効果(ROI)で判断するわけなので、いくらつぎ込んだらいくら儲かったかを注目すべきで、その効果を高めるために今まで1%だったのを1.5%にしましょうという話になるんだと思います。他が5%だからうちもそれを目指す!と思っても、そもそも商品とかサービスとかあらゆる面が異なっていますので目指してもあまり意味のないものですし、コンバージョンは上がったけど客単価が減ったということになりかねません。
もちろん、高い料金を払ってでも「業界平均コンバージョン率」のデータが必要なケースもあることは否定しない。しかし多くの場合は単なる興味でしかない。行動に結びつかないデータは時間と金の浪費だ。特にWeb系のデータはアクセス解析含め大量に存在するが、つねに行動に繋がる分析に使えるかどうかという視点を忘れないようにしたい。
まったくその通りだと思いますし、分析する側も行動につながるデータを出さないといけませんね。分析ばかりしていると関係ないところに目がいきがちで・・・(汗)。
数字が出てくるとそれが独り歩きしたり、意味のない数値をいじくりまわしたりしてしまいますが、分析する前にしっかりと目標を定めておくことが重要です。
アクセス解析によるWebサイト改善術 問題解決モデル30を読みました。
実際にアクセス解析をしているとどんどん細かいところが気になって全体からすると0.001%も影響しないことに時間を割いてしまうこともあるんですが、webサイトの改善はこういった細かい作業の積み重ねであることを再認識させられます。個人的には誰も喜ばないであろうことを追及して改善することは好きですし(笑)
とはいっても全体から外れた改善をしても仕方がありませんので、深く見た後は時間をおいて俯瞰してみてみることも重要です。アクセス解析にはこういった頭の使い分けが大切です。
また解析ツールとしてはGoogleAnalyticsを使っていますがそれ以外のツールにも応用がきく内容ですのでもっておいて損はない本です。
しかし、ここ最近はGoogleAnalytics関連の本がよく出ますね。出たと思ったら何カ月か後には新機能が出ていたりして使えない本になる場合もあるのですが・・・。