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utmパラメータ(カスタムキャンペーン)とは何ですか?

・2017/09/19 URL生成ツールの設定画面を変更

utmパラメータ(カスタムキャンペーン)とはYahooプロモーション広告やバナー広告、メルマガなどの効果を計測するために設定するパラメーターのことです。広告のリンク先になるURLにこのようなパラメータを末尾に付与します。

https://www.uneidou.com/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=zubatto

このパラメータはGoogle アナリティクスではカスタムキャンペーンと呼ばれています。
カスタム キャンペーン – アナリティクス ヘルプ

Google アナリティクスを使用すると、参照トラフィックの「参照元」と「メディア」を把握できるため、ウェブサイトやアプリのユーザー数を増やすための効果的な方法を見極めることができます。「参照元」はユーザーがお客様のプロパティを訪問する直前に訪れた場所(検索エンジンや本人のウェブサイト)であり、「メディア」はその参照元を訪問した手段です(検索結果、ホームページ上のリンク、広告のクリックなど)。お客様のサイトに何かを経由して訪問したトラフィックを、参照トラフィックと言います。

「カスタム キャンペーン」を使用すると、サイトやアプリにリンクする URL にパラメータを追加し、参照トラフィックに関する情報をより多く集めることができます。たとえば、ウェブサイトに設置した [このアプリをダウンロード] リンクをクリックしたユーザー数や、毎月メール配信しているニュースレターのリンクからサイトにアクセスしたユーザー数などを把握できます。

■設定用のページでパラメータの発行が可能です

Campaign URL Builder — Google Analytics Demos & Tools
から発行ができます。冒頭に書いたものですとこのようになります。必須項目はキャンペーンのソース(utm_source)、キャンペーンのメディア(utm_medium)、キャンペーン名(utm_campaign)となっています。この画面ではキャンペーン名が必須ですが、実はエクセルやメモ帳などで設定する場合はキャンペーン名はなくても設定ができます。

URL 生成ツールの設定

■それぞれの項目の説明

utm_source

Google アナリティクスのレポートの参照元にあたります。googleなどの媒体名を入れます。「google / organic」のgoogleの部分ですね。
設定時にGoogleとしてしまうとデフォルトのgoogleと区別されしまうので注意です。区別するかしないかは設定前に決めておきましょう。

utm_medium

メディアにあたります。socialなどのメディア名を入れます。決まったものを設定すると自動反映されますので、これに合わせるのが良いです。ちょっとしたに書いてありますのでご確認ください。

utm_campaign

キャンペーンにあたります。検索、リターゲティング、ターゲットなどを入れます。

utm_term

キーワードにあたります。検索連動が過多広告の入札するキーワードを入れますが、それ以外の広告IDなどに使ってもOKです。

utm_content

広告コンテンツにあたります。広告グループ名を入れますが、それ以外の広告IDなどに使ってもOKです。

■重要なのはutm_medium

utm_mediumはGoogle アナリティクスの色々なレポートに影響しますので注意が必要です。

・よく使うもの

  • 検索連動型広告(Yahoo!プロモーション広告スポンサードサーチなど):cpc
  • ディスプレイ広告(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク):cpmかdisplay
  • バナー広告:banner
  • メルマガに掲載するURL:email

これらの広告を使う場合は間違えないようにしてください。大文字でも判別されませんので必ず半角小文字で設定(ソース、キャンペーンも)してください。

詳細は、
Googleアナリティクスのカスタムキャンペーンのメディア(utm_medium)の値に規定のものを指定して、自動判別させる | 真摯 (Cinci)
をご覧ください。

■実務ではエクセルで管理が楽です

リスティング広告で入稿する場合も、メルマガのリンクに設定する場合も、URL生成ツールが便利だったりします。CONCATENATE関数を使うと簡単です。

というわけで、utm_mediumの設定が適切だと集客→サマリーで様々なことが分かりますので、面倒くさがらずに設定してみてください。

 

■小ネタ utmはurchin tracking moduleの略

UrchinとはGoogle アナリティクスの元になったアクセス解析ツールでGoogleが買収したんですよね。
Urchinの開発終了をグーグルが発表 既存ユーザーはGAへの移行を推奨 | Web担当者Forum

そして、Google アナリティクスが出たときのタグはurchinTrackerと入っておりました。こちらの記事を参照ください。
トラッキングコードってどこにはればいいの?

というわけで、Urchinが使っていた技術をそのまま導入しているので、その時の名残でutmのパラメータが残っているということでした。