ズバッと解決!Google Analytics

検索エンジン最適化では何を見るの?

検索エンジン最適化では表示回数、クリック数、平均掲載順位、CTR(クリック率)が表示されていますが、これでだけ見ていてもあまり意味がないので並び替えなどを使って改善につながる数字を見つけ出しましょう。

■平均掲載順位での昇順で並び替える

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ここでは掲載順位が高いのにクリック率が低いものを調べます。上位に表示されればクリック率は高いはずなのにデータを見てみると低いものがありますよね。上の図では14番目にある「アクセス解析 費用」がそれに当たります。3番目までは表示回数が少ないために無視して構いません。

「アクセス解析 費用」での検索結果
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ここでは1位になっていますね。掲載順位はユーザーによって変わりますので必ずしもGoogle アナリティクスで表示されている順位にはなりません。詳しくはGoogleウェブマスターツールの「上位のクエリ」の掲載順位と自分で調べた検索順位が違うのはなぜ? | 海外SEO情報ブログをご覧ください。

何故クリック率が低いのかを考えると「広告が多いから」と考えられます。1位とは言え上に3つの広告が掲載されていますので実質的には4位のようになっているからです。

検証のために同じような表示回数でクリック率の高い「excel 2010 遅い」で検索してみます。
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広告もなく1位に表示されていますよね。これらの結果からやはり広告が出稿されているのでクリック率が落ちているのだと考えられます。仮に「アクセス解析 費用」でアクセスを集めたければ自然検索の結果で1位をキープしつつリスティング広告で上位3位以内に表示させた方が良いということになります。

このように検索エンジン最適化では実際に検索して順位を確認するようにしてください。また、パーソナライズされている可能性もありますので日頃使っていないブラウザを使用するなどできるだけ検索ユーザーに近い環境で確認をしてください。