ズバッと解決!Google Analytics

フィルタとは何ですか?

フィルタとはビューに設定できるもので身内からの訪問を除外したり特定の参照元からの訪問を除外したりすることができます。
ビュー フィルタについて – アナリティクス ヘルプ

フィルタを使用すると、ビューに含まれるトラフィック データを限定したり変更したりできます。たとえば、フィルタを使用して、特定の IP アドレスからのトラフィックを除外したり、特定のサブドメインやディレクトリのみに着目したり、動的なページ URL をわかりやすいテキスト文字列に変換したりできます。

■主に身内アクセスの除外、特定のディレクトリ、クロスドメインの計測の3つ

身内アクセスの除外
特定のドメイン、もしくはIPアドレスをフィルタに設定することで可能になります。プロファイルに基本的なフィルタをかける[第6回] (p.2) | Web担当者Forumの2ページ目にあるように自社ドメインかIPをしているすれば良いのですが、IPアドレスの場合は固定IPであるかどうかを確認してください。確認するにはプロバイダか社内の情報システム部にと言わせる方法が一番早いですが、分からない場合は確認くんなどを使ってIPアドレスを調べてみて、翌日・3日後ぐらいにも同じIPであるかどうかで判断してください。同じであれば固定IPの可能性が高いですが、変わっている場合はIPアドレスでの除外はできません。

これ以外にも除外の方法がありますので「社内・関係者のアクセスを除外することはできますか?」も合わせてご覧ください。

特定のディレクトリ
大規模サイトの場合によく使います。コンテンツごとに担当している部署が分かれている場合は他のページのデータを見ても仕方がありませんので、フィルタで見たい部分だけを切り出します。特定のディレクトリのデータはアドバンスセグメントで見ることもできますが、毎回セグメントを設定するのも面倒ですし、サンプリングもかかりやすくなりますのでフィルタが便利です。設定方法は上記のリンク先ページの4ページ目をご覧ください。

部署が多いからといってビューをたくさん作成してフィルタを設定しすぎると変更があった時の対応が面倒になりますし、「どれを見たらいいの?」と聞かれやすくなりますので必要最低限にしておきましょう。

クロスドメイン
参照元に自社ドメインが出てくるのですが何故ですか?」に書いてあるようにドメインをまたいだ計測をするときはフィルタの設定が必要です。example1.comとexmaple2.comのクロスドメイン設定をするとトップページはどちらも「/」に合算されてしまいますのでそれを区別するためにフィルタを使います。

■フィルタは設定後に反映、後戻り不可能

設定したフィルタは過去のデータには適用されずに設定後に反映されますので、可能な限り早めに設定するようにしてください。また、後になってフィルタを外しても過去のデータには反映されませんので「「ビューをコピー」はどのような時に使うのですか?」にあるようにフィルタを設定していないビューを必ず保存しておいてください。

■フィルタ設定が上手くいっているかの確認はリアルタイム、別回線で

以前はフィルタの設定はリアルタイムレポートに反映されませんでしたが現在は反映されるようになっています。上手く設定できているかどうかはここで確認してください。また、IP除外のフィルタを設定しているにもかかわらず確認していて半日以上悩んだりすることもありますので、WiMAXやテザリングを使って別回線で確認するようにしてください。