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「ウェブコンサルタントになるには」で地方×解析×フリーランスの生き残り術(?)お話をしました

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ウェブコンサルタントサミット 001 , ウェブコンサルタントになるにはで地方×解析×フリーランスの話をしました。当日は権さんの話に始まり住太陽さん、阿部圭司さん、北村錬充さんとお話をされ最後が私でした。

■当日の詳細はこちらのブログで

誰一人ウェブコンサルタントについて語っていないようにみえますが、実際はウェブコンサルタントについて皆さんが今まで真剣に考えてやってきたことを30分という短い時間でたっぷり語っていただきました。私も登壇者でありながらとても興味深く聞くことができて参加して良かったです。

■権さんのブログに対してコメントを

権さんのブログで私の発言が取り上げられていますので、どういったものだったかを詳細に書こうと思います。実況と解説のイメージですね。

  • SEOのレジェンド 住太陽さん
  • リスティング王子 阿部圭司さん
  • ネット活用のかかりつけ医 北村錬充さん
  • 荒武者ウェブコンサルタント 森野誠之さん

あ、荒武者・・・。
これは私の元も子もない発言からこうなったのでしょうか・・・。いずれにせよ他の3名とはちょっと違う雰囲気だったのかも知れません。

経験を積み、強みを見つけて磨いた、というようなイメージを持たれますが、実際は雇われるのが苦手で転職を繰り返し、解析を専門にされたのも、分析好きというよりも、運用の仕事がしたい、という思いからだそうです。ポリシーがあって今の仕事をしているわけでは無いようです。

流されていって最終的に落ち着いたところが今、と思っていますので権さんの書かれている通りこの仕事がしたくてやっているわけではありません。やりたくないことを除いたらこれが残ったというイメージでしょうか。しかし、残ったものは自分の得意なものだったので今のところ良い方向に向かっています。

解析の仕事は、数字で結果が出ることで、説得力がありますが、良く言うところのPDCAを回してお客様もアナリストもハッピー、という流れはほぼ無い。実際は、予算0で、いかに安くやるか、というシーンが多いとのこと。東京の市場と地方の市場は違い、高度な設計、分析はニーズが無いどころか、予算の浪費につながり、双方不幸になる。

極端な話のように思えますが解析の予算を取っているところは少ないのでどうしてもこうなってしまいます。データサイエンティストだとかビッグデータとか、バズワード的なものが作った幻想、すなわち「解析をすれば改善点が分かってどんどん儲かる」、「解析をすればお客様の満足度も上がる」といった類の話がいろんな人を不幸にしているような気がします。

このあたりについては、
アクセス解析をやる人が前面に出ても意味がないと思う今日この頃
に書いています。

レポートは出さない。必要なデータを見て、アクションだけ指示を出す。
見積もりはせず、おおざっぱに予算を決めて、とにかく行動する。
人を雇わない。スペシャリストはなかなかいない。

とにかく結果を出さないと次がない仕事ですのでWebサイトが動く方向に持っていかないといけません。お金の話は大切ではあるものの、そこに時間がかかってしまって何カ月も何も変わらない状況が続くのは良くないです。細かいことでも良いので動かすこと、状況を変えないことには解析の仕事はスタートしません。

最後に、長期の視点からのメッセージをいただきました。
「今と自分の都合で動かない。未来とお客様のために動くこと。」
それによって、自然と結果はついてくる、とのこと。

これは常々思っていることです。滅私奉公とまではいいませんが自分の都合で動いて上手くいったことがありません。他の人の潤滑油になれば自然となくてはならない存在になるはずです。

森野さんから、おおざっぱに10万円、30万円などで受注して、やってみて足りなくても仕方なくやっている。やってみないとわからないものが多く、見積もりの工数が負担になるので。お金に無頓着。

かなりいい加減なように思えますが見積もりの工数は結局料金に転嫁されますので、それが無駄に感じるんですよね。赤字になったとしても経験は得られますし役に立てば信頼も得られます。そう考えているのでかなり無頓着です(笑)。

森野さんより、弟子という意欲の高い方ならいい。押忍、みたいな。

やはりやる気のある人が良いので、弟子でもOK!という体育会系の意気込みがある人と仕事をしたいな~と思ってます。お金を払わないという意味ではありませんので誤解のなきよう・・・。

森野さんより、解析だけではダメ。解析の手法よりも、ビジネスとして、お客様、ユーザーを理解して動かすことを知らないといけない。

動かすために数字を使う時がある=解析をする、ということですね。それ以外の手法があればそれを使います。くどいようですが動かさないといけません。

森野さんより、やりたいことをやればいろいろ学べる。ゴルゴ13からプロフェショナリズムを学び、プロレスからアピール方法を学んだ。興味をもったことを一生懸命やった結果がすべてつながってくる。

ここに関してはどうでもいいブログで詳しく説明できればと・・・。

森野さんから、自分がやってきたことを受け入れて、その流れに乗って好きなことをやっていくこと。特にコンサルタントというイメージで枠を作る必要もない。

自分のイメージは他の人が作ります。いくら自分がこう見られたいと思っていても行動・言動が伴わなければ違う見方をされてしまいます。自分の気持ちに素直に動いて、それが作るイメージを大切にしたいですね。

機会があればどこかでこの話をしたいなと思います。

権さん、登壇者の方々、ゴンウェブコンサルティングの皆様、ボランティアとしてご協力いただいた皆様、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!