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「やる前提の検討」と「やるかどうかを検討」するのでは大きな差があると思う。

仕事がらお客様に色々と提案をすることが多いです。その際に思うのは「やる前提の検討」と「やるかどうかを検討」するのでは大きな差があるということ。

前者はリスクや問題点があった場合にそれをどう解消するかを考えて、後者はそれをやらない理由にする。

前者はちょっと先のことを考えて、後者は目の前のことだけを考える。

リスクや問題点が今すぐ解消できなくても世の中の流れや環境の変化によって解消できるタイミングがやってきます。その時にすぐに対応できるのか、また検討するのではスピードに大きな違いが出ます。選択肢を持っているか持ってないかと言っても良いかと思います。

「やりたいこと」ができる条件が分かっていればそろった時にやればいいですよね。やりたいことをピックアップしておいて条件を出して、それによって優先順位を決めていけば1,2年先まではやることが分かってくるはずです。

「やる前提の検討」って難しそうに見えますが意外と簡単で、やってはいけないことに触れなければやる、としておけばいいです。予算とか理念とか法律とかですね。やれる条件を探すから色々と悩んじゃうんですよね。

こうするとやることばかりが増えていきますので、規模の大小とかジャンルとかでカテゴリわけしてツリー状にしたり、タグづけしていけばいけばいいです。こうすることで大きな塊になりますので、大きな塊を実現するための小さな施策ということもイメージできますし、1つの施策が他の施策にも影響することもわかります。バラバラに考えるとタスクの山に埋もれちゃいますが整理すればなんてことはないです。

というわけで、最近は提案したことを整理して条件付けして実行して検証する、という仕事になってきています。私の場合は中小規模のお客様が多いので調整というよりも駆動力を求められることが多いということもあるかも知れません。どこかで検証のプロセスが入っているのでアクセス解析の延長線上だと思っているんですが、ゴールだけを考えていたらこうなってきました。変化しようと思って変化するんじゃなくて、気づけば変化していたという感じです。

未来への選択肢を持っておくために「やる前提の検討」をしたいですね。