GA4の歴史、特徴、使える機能・使いづらい機能
GA4って、なんだか難しそう…そう感じている小さな会社の方も多いかもしれません。でも実は、使える機能だけを押さえれば、けっこう便利なんです。
今回は「そもそもGA4って何?」という基本のお話です。ややこしいところは飛ばして、わかりやすさ重視でお届けします。
最後に動画もあるので見てみて下さい。
GA4って、そもそも何?

GA4の歴史から説明します。
Googleアナリティクスにはこれまでいくつかのバージョンがありました。
初期の頃は「アーチン(urchin.js)」というタグを使っていた時代もありましたが、それを第一世代とすると、GA4は第四世代の位置づけになります。
Googleが公式に「GA1」「GA2」と呼んでいたわけではなくて、GA4という名前がついたのは、もともとアプリ向けの計測ツールが元になっているからなんです。
それが進化して、「アプリ+ウェブの計測ができるGA4」として登場した、という流れになります。
GA4の特徴①:デバイスをまたいだ計測ができる

GA4の大きな特徴のひとつは、「デバイスやプラットフォームをまたいだユーザーの動きを追える」ことです。たとえば、
- スマホで自社アプリを見る
- パソコンでWebサイトを見る
- またスマホでアクセスする
といった行動も、ひとりのユーザーとしてまとめて分析できるようになりました。
ただし、小さな会社で自社アプリを持っているところは少ないですよね。ですので、「あんまり関係ない機能かな」と思っても大丈夫です。
GA4の特徴②:拡張計測機能が便利!

GA4には「拡張計測機能」がついていて、これが小さな会社にはとても便利です。
以前は、外部リンクのクリックやPDFのダウンロードなどを計測するには、Googleタグマネージャーなどでカスタマイズする必要がありました。A4では、この拡張機能をONにするだけで以下のようなイベントが自動で取れます。
- ページの90%スクロール
- 外部リンクのクリック(例:XやInstagramのリンクなど)
- PDFやZIPファイルのダウンロード
- 動画や音声のクリック
「難しい設定ナシでいろいろ見えるようになる」って、嬉しいですよね。
GA4の特徴③:機械学習で予測もできる(ただし…)

GA4には「機械学習」機能もあります。
たとえば、「このユーザーは購入しそう」「このくらい収益が見込めそう」といった予測が出せます。
ただし条件があって、
1週間に1000件以上のコンバージョン(購入など)と非コンバージョンが必要になります。
…ということで、これは大きな会社向けの機能ですね。小さな会社にはあまり関係ないので、今は気にしなくてOKです。
GA4はとにかく変化が激しいツールです
最後に大事なことをひとつ。
GA4は頻繁に機能が変わるツールなんです。
ちょっと前まで使えてた機能が消えていたり、設定の場所が変わっていたり。
「え、これどうなったの!?」ということもよくあります。
ですので、信頼できる情報源をチェックしておくことがとっても大事です。
おすすめの情報源はこちら!
Googleアナリティクス4ガイド
小川卓さんが運営する、GA4の専門サイトです。わかりやすくて更新も早いです。
https://www.ga4.guide/
運営堂のニュースレター「毎日堂」
毎日発行しているメールマガジンです。GA4だけでなく、SEOや広告、SNSなども幅広くカバーしています。
https://uneidou.theletter.jp
今回のまとめ
- GA4は、アプリの流れを汲む新しいGoogleアナリティクスです
- 拡張計測機能は小さな会社でも使いやすくて便利
- 情報の変化が激しいので、信頼できる情報源をチェックしましょう!