5分でわかるGA4

GA4のパラメータについて イベントに紐づく追加情報のことです

GA4でよく出てくる「パラメーター」ってなんとなく聞いたことはあるけど、よくわからない…そんな方も多いと思います。

パラメーターとは、イベントにくっついてくるいわゆる“追加の情報”のことで、「どのURLがクリックされたのか」「どのファイルがダウンロードされたのか」といった細かいデータのことです。

今回はパラメータの詳細と確認方法を、小さな会社の方にもわかりやすくお伝えします。

GA4のパラメータとは

GA4では、ユーザーが何かしらの行動をすると「イベント」が記録されます。
たとえば…

  • 初回訪問
  • ページの閲覧
  • PDFのダウンロード
  • 90%スクロール
  • 外部リンクのクリック など

これらの「行動=イベント」には、さらに詳しい情報が紐づいています。それが「パラメーター」です。

たとえばPDFをダウンロードした場合なら、以下のような情報が一緒に記録されます。

  • ファイルの拡張子(例:.pdf)
  • ファイル名
  • クリックしたリンクのクラスやID
  • リンク先のURLやドメイン

つまり、「どんな行動があったのか?」だけでなく、「その時に何が起きたのか?」まで把握できるのがパラメーターです。

自動収集、拡張計測に紐づくパラメータ、カスタムパラメータ

GA4には、以下の3種類のイベントとそれに紐づくパラメーターがあります。

① 自動収集イベント

GA4が自動で記録するもの(例:ファーストビジット、ページビューなど)。
この時点で以下のようなパラメーターも自動で収集されます。

  • 言語(language)
  • ページURL(page_location)
  • 前のページ(page_referrer)
  • ページタイトル(page_title)
  • 画面解像度(screen_resolution)

② 拡張計測イベント

クリックやスクロールなど、GA4が拡張機能で収集するイベントです。

  • スクロール → どれくらいスクロールしたか(例:90%)
  • 外部リンククリック → リンクのURL、リンク先のドメイン など
  • サイト内検索 → 検索語句(search_term)
  • 動画再生 → タイトル、URL、再生の有無 など

③ カスタムイベント

独自に設定したイベントと、それにくっつけるカスタムパラメーターです。
イベント名やパラメーター名は英数字で設定する必要があり、日本語は使えません。

GA4では探索レポートで作成してから確認

パラメーターは、基本的に標準レポートでは確認できません
見たい場合は「探索レポート」を使います。

たとえば「外部リンクのクリック数を確認したい」といったときは、以下のように設定します。

  • イベント名で「click」をフィルター
  • 表示項目に「page_location(クリックされたページのURL)」と「link_url(リンク先のURL)」を追加

こうすることで、どのページからどのリンクへ遷移があったか、という情報が見えるようになります。

今回のまとめ

  • パラメーターは「イベントに紐づく追加情報」
  • ある程度は自動で収集されるけど、細かく見たいときはカスタム設定が必要
  • 標準レポートでは見られないので、探索レポートの活用がポイント

GA4は仕組みを知っておけば怖くありません。パラメーターもそのひとつですので、焦らず一歩ずつ覚えていきましょう!