5分でわかるGA4

GA4のわかりづらい用語 セッション・総ユーザー・アクティブユーザー・エンゲージメント

GA4を使っていると、よく出てくる「セッション」「ユーザー」「エンゲージメント」という言葉。見たことはあるけど、正確な意味まで理解してるかというと…ちょっと自信がない、という方も多いのではないでしょうか?

今回はそんなわかりづらい用語を取り上げて説明します。

そもそも「セッション」って何?

GA4では、ユーザーがサイトに訪問してから30分間何も操作しなかったら、それを1セッションとみなします。たとえば、ページを見て、PDFをクリックして、スクロールして…いったん離席して、また戻ってきて続きを見た。こういう一連の動きのなかでも、30分空くと区切られて、新たなセッションとしてカウントされます。

注意したいのは、別タブで開いて放置しているだけでも「離脱」と見なされてセッションが切れてしまう点。これは知らないと誤解しがちなポイントですね。

ユーザーとアクティブユーザーの違い

ユーザー数はどうやってカウントされてるのでしょうか? GA4では3つの方法があります。

  • User-ID(ログインユーザー向け)
  • Google Signals(Googleアカウントを使ってデバイスをまたいでカウント)
  • デバイス情報(Cookieや端末情報ベース)

と、それぞれ異なるロジックで「同じ人かどうか」を判断しています。

そのうえで「アクティブユーザー」というのは、サイトに訪れて1秒以上ページが表示された人のこと。つまり、ほんの一瞬しか見なかった人はカウントされないんですよね。レポートを見るときにも重要な違いなので注意しましょう。

エンゲージメントって?

「エンゲージメント」というのは、ユーザーがサイトやアプリ上で何かしらアクションを起こしたことを指します。たとえば10秒以上見た、2ページ以上見た、イベントを起こした…そんな行動があれば、それは“エンゲージメントのあったセッション”としてカウントされます。

さらに「平均エンゲージメント時間」は、ユーザーが実際に画面を見ていた時間だけを測っています。他のアプリに切り替えていたら、その時間はカウントされません。ここも地味に重要です。

今回のまとめ

  • セッション:訪問のまとまり。30分で切れる。
  • ユーザー:人数。3つの方法で判定される。
  • アクティブユーザー:1秒以上見た人。
  • エンゲージメント:何かしら操作をした証拠。
  • エンゲージメントのあったセッション:10秒以上見た or 2ページ以上見た or キーイベントが発生したセッション

GA4ではこのあたりの用語をしっかり理解しておくだけで、悩まずに使えるようになると思います。