第6回 GA4の初期設定 アクセス権の整理、データ収集の設定、保存期間の見直しなど
今回はGoogle アナリティクス 4(GA4)の初期設定について、必要なポイントだけに絞ってわかりやすくご紹介します。
GA4を導入したばかりの方にとって、管理画面にある「歯車アイコン(管理)」の中はちょっととっつきづらいですよね。最初にちゃんと設定しておくことで、あとからの分析や管理がぐっと楽になりますので、この記事や動画で確認しておいて下さい。
基本設定(歯車マークの「設定」)

初期設定をするには管理画面の左下にある歯車アイコンをクリックして「設定」を開きます。
- デフォルトの期間は変更しても見た目が少し変わるだけで、レポートに大きな影響はありません。特に気にしなくてもOKです。
- 下にある4つのチェックボックスは、すべてにチェックを入れておきましょう。これにより、Googleからのアップデート情報などが届くようになります。
アカウントとプロパティのアクセス管理

意外と見落としがちですが、非常に大切な部分です。
- アカウントのアクセス管理
昔の担当者や、すでに契約が終わった代理店のアカウントが残っている場合があります。会社のデータが見られ続けるのはリスクですので、使っていないユーザーは削除しておきましょう。 - プロパティのアクセス管理
こちらも同様に、不要なユーザーがいれば削除しておきましょう。
データの収集と修正を確認

ここでは、データがきちんと取れているかどうかを確認します。
- 「データストリーム」設定で「過去48時間にトラフィックを受信しています」と表示されていれば、データ取得は正常です。タグを設置してからデータが収集されます。
- Google シグナルのデータ収集 → ON
年齢・性別などのユーザー属性データが取得できるようになります。 - ユーザー提供データの収集 → ON
広告活用時に使われますが、最初にオンにしておくと安心です。
データ保持期間の設定

データの保持設定も確認しておきましょう。
- イベントデータ、ユーザーデータともに「14か月」に設定
デフォルトでは2か月になっているため、このままだと探索レポートが使いづらくなってしまいます。
※この設定は「探索レポート」専用です。標準レポートには影響しません。
サービス間のリンク設定

関連サービスとGA4を連携させておくことで、より深い分析が可能になります。
- Google サーチコンソール:連携するとGA4の画面内でサーチコンソールのデータが確認できます。
- Google 広告やAdSense:これらを使っている場合は、同様にリンクしておきましょう。
まとめ:今回のポイント
- 不要なユーザーのアクセス権は削除する
- Google シグナル、ユーザー提供データはオンにする
- データ保持期間は14か月に変更する
- サーチコンソールなどのサービス連携も忘れずに
これらの設定をしておくと安定した分析ができるようになります。設定が不安な方は実際の画面を見ながら動画で確認してみてください。