第10回 標準レポート(画面左側)メニューの説明
Google アナリティクス4(GA4)の左側にある標準レポートメニューについて、基本的な見方や使い方の説明です。GA4を初めて使うとどこが何かを意味するのがわからないですよね。そんなメニューの構造に戸惑っている方は参考になると思います。
標準レポートメニューとは?

GA4の画面左側にあるメニューのうち、「レポート」と書かれたエリアが標準レポートメニューです。具体的には、以下のような項目が並んでいます(設定によって変わります)。
- レポートのスナップショット
- リアルタイム
- ユーザー(ユーザー属性・テクノロジー)
- ライフサイクル(集客・エンゲージメント・収益化・維持率)
それぞれの項目には「概要」と「詳細」があり、概要は日々のモニタリングに、詳細は深掘り分析に使うという役割分担があります。
メニュー構造の基本


GA4の標準レポートメニューは、以下のような構造になっています。
1. レポートのスナップショット
GA4全体のダッシュボードです。アクセス数、人気ページ、ユーザーの流入経路などを一目で把握できます。
2. リアルタイム
リアルタイムにどんなユーザーが来ているかがわかります。イベントが発生しているかの確認にも便利です。
3. ユーザー属性
訪問者の性別や年齢、地域などの基本情報が表示されます。
4. テクノロジー
ユーザーが使っているデバイス、OS、ブラウザなどがわかります。
5. ライフサイクル
以下のような流れでユーザーの動きを見ることができます。
- 集客:どこから来たか(検索?SNS?)
- エンゲージメント:何を見たか(閲覧ページ、ランディングページ)
- 収益化:購入したか(ECサイト設定時のみ有効)
- 維持率:リピーターかどうか
このように、上から順に見ていくとユーザーの行動をたどることができる設計になっています。
メニューが違う?!

GA4では初期設定やカスタマイズによって、表示されるメニューが異なる場合があります。
「見込み顧客の発掘」や「売上の促進」「ウェブとアプリのトラフィック分析」といったメニューが出てくるケースもありますが、焦らなくて大丈夫です。
これらをクリックすると、実際には見慣れた詳細レポートが出てきます。つまり中身は同じなので、安心して使ってください。
今回のまとめ:迷ったらこの順番で見よう

GA4の標準レポートは、以下のような流れでチェックすると分かりやすくなります。
- 概要で全体をざっくり確認
- 気になるところを詳細でチェック
- 上から順番に見ていくと、ユーザーの動きがつながる
「誰が」「どんなデバイスで」「どこから来て」「何を見て」「購入したか」「リピートしたか」といった流れを頭に入れておくと、よりスムーズに分析で切ると思いますし、どこ見たらよいのかわからないということもなくなると思います。