5分でわかるGA4

第10回 標準レポート(画面左側)メニューの説明

Google アナリティクス4(GA4)の左側にある標準レポートメニューについて、基本的な見方や使い方の説明です。GA4を初めて使うとどこが何かを意味するのがわからないですよね。そんなメニューの構造に戸惑っている方は参考になると思います。

標準レポートメニューとは?

GA4の画面左側にあるメニューのうち、「レポート」と書かれたエリアが標準レポートメニューです。具体的には、以下のような項目が並んでいます(設定によって変わります)。

  • レポートのスナップショット
  • リアルタイム
  • ユーザー(ユーザー属性・テクノロジー)
  • ライフサイクル(集客・エンゲージメント・収益化・維持率)

それぞれの項目には「概要」と「詳細」があり、概要は日々のモニタリングに、詳細は深掘り分析に使うという役割分担があります。

メニュー構造の基本

GA4の標準レポートメニューは、以下のような構造になっています。

1. レポートのスナップショット

GA4全体のダッシュボードです。アクセス数、人気ページ、ユーザーの流入経路などを一目で把握できます。

2. リアルタイム

リアルタイムにどんなユーザーが来ているかがわかります。イベントが発生しているかの確認にも便利です。

3. ユーザー属性

訪問者の性別や年齢、地域などの基本情報が表示されます。

4. テクノロジー

ユーザーが使っているデバイス、OS、ブラウザなどがわかります。

5. ライフサイクル

以下のような流れでユーザーの動きを見ることができます。

  • 集客:どこから来たか(検索?SNS?)
  • エンゲージメント:何を見たか(閲覧ページ、ランディングページ)
  • 収益化:購入したか(ECサイト設定時のみ有効)
  • 維持率:リピーターかどうか

このように、上から順に見ていくとユーザーの行動をたどることができる設計になっています。

メニューが違う?!

GA4では初期設定やカスタマイズによって、表示されるメニューが異なる場合があります。

「見込み顧客の発掘」や「売上の促進」「ウェブとアプリのトラフィック分析」といったメニューが出てくるケースもありますが、焦らなくて大丈夫です。

これらをクリックすると、実際には見慣れた詳細レポートが出てきます。つまり中身は同じなので、安心して使ってください。

今回のまとめ:迷ったらこの順番で見よう

GA4の標準レポートは、以下のような流れでチェックすると分かりやすくなります。

  1. 概要で全体をざっくり確認
  2. 気になるところを詳細でチェック
  3. 上から順番に見ていくと、ユーザーの動きがつながる

「誰が」「どんなデバイスで」「どこから来て」「何を見て」「購入したか」「リピートしたか」といった流れを頭に入れておくと、よりスムーズに分析で切ると思いますし、どこ見たらよいのかわからないということもなくなると思います。