運営堂ブログ

ユニバーサルアナリティクスについてのよくある質問をまとめました

ユニバーサルアナリティクスが正式にリリースされてからユニバーサルアナリティクスについて質問が増えてきましたので一通りまとめておきます。私自身も不明点が多いので、間違っている点や漏れがありましたらご指摘ください。また、ここに書いてあるもの以外でもご不明な点がありましたらご連絡ください。

※2014/04/28時点の内容です。

■いつの間に正式リリースになったの?

2014/04/03に正式リリースにリリースになりました。
アナリティクス 日本版 公式ブログ: ユニバーサル アナリティクスが正式リリースされました
何をもって正式なのかというと、

ユニバーサル アナリティクスをベータ版として発表した当初、多くのベータ利用者の方々から Google アナリティクスのすべての機能とツールをユニバーサル アナリティクスでも利用したいとのご要望をいただいてきました。 今回の正式リリースによって、リマーケティングやユーザー属性レポートなどを含む、すべての機能、レポートやツールがユニバーサル アナリティクスでご利用できるようになりました。

です。
一通りの機能が使えるようになったということですね。

■ユニバーサルアナリティクスのタグ(トラッキングコード)しか発行できないのですが?

はい、新規の場合はユニバーサルアナリティクスしか発行できなくなっています。
今までの非同期タグは発行できませんのでご注意ください。

■ユニバーサルアナリティクスのタグはどこにはるの?

ウェブ トラッキング コードを設定する – アナリティクス ヘルプ

トラッキングするすべてのウェブページに、コピーしたスニペットを貼り付けます(一切変更を加えず、スニペット全体をそのまま貼り付けます)。貼り付ける場所は、終了タグ /head の直前です。

ということで/headの上です。これは今まで通りですね。

■ユニバーサルアナリティクスのタグで問題ないの?

今までユニバーサルアナリティクスではできないことが多かったのでこの質問が多いのですが、単純にセッション数などを見る分には影響ないのでユニバーサルアナリティクスを導入しても問題ありません。ウェブテストもリマーケティングも可能です。というか他に選択肢がありません・・・。

■ユニバーサルアナリティクスの注意点は?

ユニバーサルアナリティクスって導入しても大丈夫なの? , ウェブ担当者通信
にもまとめましたが以下の3つ場合は注意してください。

  • Yahoo!プロモーション広告のスポンサードサーチなどに出稿している
  • イベントやクロスドメインでonclickの記述をHTMLに書いている
  • 書き換えるファイル数が大量にある

リスティング広告に関わっている人は一番上の問題が大きいかと思います。ユニバーサルアナリティクスにしてしまうとutmパラメータをつけている場合はキーワードが全て(not set)になってしまいます。utm_termをつけてくださいというのがGoogleさんの方針らしいのですが、実際の検索クエリも取れませんし全てにつける手間を考えると現実的でありませんので諦めるしかありません・・・。utmパラメータをつけなければキーワードはわかりますが、今度はオーガニック検索と一緒になってしまいまうのでこれまた意味がありません。方策としてはYahoo!アクセス解析を使うかスポンサードサーチの管理画面の反映待ちとなりますが、かなりダメージであることには変わりはありません。

制作に関わる人は下の二つの影響が大きいでしょう。イベントトラッキングやクロスドメインなどに使っていたonclickの記述が変わってしまいますし、既存の非同期と入れ替える場合は貼り換えの工数がかかってしまいます。非同期タグでイベントトラッキングやクロスドメインを行っていた場合は、ユニバーサルアナリティクスの記述に書き換えるよりもGoogleタグマネージャーでデータを取得した方が楽ですが、現状ではGoogleタグマネージャーでも変更が入るためにしばらくは静観した方が良さそうです。

■ユニバーサルアナリティクス関連の参考サイトを教えてください

タグマネージャー関連。

Google アナリティクスのヘビーユーザーほどダメージが大きい今回のユニバーサルアナリティクスの正式リリースですが、無料で提供されていることやここまで高性能であることを考えると文句も言えないかな~と。Googleの検索結果だって無料だから勝手に変わるわけですしね。

そう思わないとやっていられない(笑)。