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アプリ版GAにあるアナリティクスインテリジェンスで確認できたものだけ紹介します

Google アナリティクスのアプリ版だけに存在する「アナリティクスインテリジェンス」がいつの間にか便利になっていたので、現在確認できているものを紹介していきます。ホントにGoogle アナリティクスは知らないうちの機能改善(改悪も)が多いですよね。

■アナリティクスインテリジェンスとは?

アプリ版Google アナリティクスだけの機能(PC版にもあるという情報も)で、Webサイト上の変化や改善点を教えてくれる機能です。以前は言語設定を英語にしていないと出てきませんでしたが、今は言語が日本語でも表示されます。ちなみにインテリジェンスで出てくる情報は英語の文章です。

今はなくなってしまったインテリジェンスイベントに似ていないこともないのですが、インテリジェンスイベントは変化の指摘だけだったのに対して、アナリティクスインテリジェンスは具体的な提案が出てくることもありますので違うもののようですね。このあたりの名称はややこしいので歴史を知らない人はスルーで問題ありません。

アプリのここから確認できます。右上の丸いアイコンです。
Intelligence

では、1つずつ紹介します。

■Website performance week-over-week

website performance
週次レポートのようなものですね。
ユーザー数、新規ユーザー数、セッション数、滞在時間、直帰率、ページ/セッション、イベント/イベントが発生したセッション、目標達成数、が表示され、前週との比較も計算されています。

・やること
大きな変化があれば集客→すべてのトラフィック→参照元/メディアを前週と比較して状況を確認、ページの変更をしていないかを確認。集客に変化があればそこを詳しく見ていきます。検索順位が下がったとか、広告費がなくなったなどです。あわせてHOME画面を見ておくと変化がつかみやすいと思います。

■One landing page had〇%~

02.one LP
セッション数が急激に変化したランディングページです。
これは主にSNSで広がるか、自然検索で変動があった時、世の中の流れがきたとき、に出てくると思います。

・やること
GoogleトレンドやYahoo!リアルタイム検索などで記事に書かれていることが流行っていないかを確認、自然検索の順位を確認、参照元が増えていないかを確認。といったあたりをやっておけばいいですね。流れが来ているようなら関連記事を書いていくと良さそうです。

■Some landing page had〇%~

03.some LP
こちらは複数のページで変化があった時ですね。

・やること
One landing page had〇%~と同じです。多くのページが出る時は広告周りと自然検索の順位をチェックですね。

■One page had a 〇%~

04.one page
こちらはランディングページではなく全体で見た場合の変化です。ランディングページで変化が出ればこれも出てきますよね。

・やること
該当ページのナビゲーションサマリーで前のページを確認。特定のページからの遷移が増えていればそこをチェック。

■Some organic search landing pages perform poorly on publisher revenue/1000sessions

05.some organic search LP
自然検索からのアクセスで1000セッションあたりの収益がしょぼいというご指摘。AdSenseを設定ているときに出てくると思われます。大きなお世話だ。

・やること
AdSenseからの収益を気にしていればいろいろとやることはあると思いますが、そうでなければ無視でいいでしょう。気にしている人はここに出る前に何かしているでしょうし。

■Some of your top landing pages perform worse on publisher revenue/1000 sessions

06.LP revenue
こちらも上と同じく収益が悪いとのご指摘。

・やること
上と同じ

■Your publisher revenue/1000sessions increased〇% last week

08.publisher revenue
こちらも収益の変化ですね。たまたまだと思いますが、下の方を見ると日本のタブレットからが増えてますよとなってますね。

・やること
上と同じ

■Room to improve loading speed of a top landing page

07.LP speed
最もアクセスの多いランディングページで読み込みが遅くなっているということです。

・やること
読み込みが遅そうなSNSのボタン、アフィリのリンク、WodPressであればプラグインの追加、サーバーのスぺックあたりのチェック。PageSpeed Insightsでのチェックでしょうか。Google アナリティクスの速度は全体の1%のアクセスが対象なので、PageSpeed Insightsやブラウザのデベロッパーツールで見たほうが良いでしょう。

■Your avg. session duration increased 〇% last week

09.avg. session duration
セッション時間が増えてますよ、ということです。

・やること
集客周りの変化のチェック、新規追加ページのチェック、導線を直していればそれのチェック、といったあたりでしょうか。狙ってこうなっていればいいのですが、そうでない場合は迷っているだけの可能性もあるので、ページ/セッションが増えていないか?何度も見られているページがないか?離脱率の上がったページはないか?などをチェックしてみてください。

■Returning Visitors perform above average

10.returnig vistor
リピーターのパフォーマンスが平均よりいいよ、ということです。ECサイトに出やすいかなと思います。

・やること
リターゲティング、メルマガ、LINE@などのリピート施策のチェックと強化。リピートユーザーのセグメントで数字のチェックなどです。これはかなり細かく見ていってもいいので、訪問回数やデバイス、参照元でもかけ合わせのセグメントを作ってチェックすると良いですね。

■まとめ

ちょっとした変化ならアナリティクスインテリジェンスが教えてくれますし、新HOME画面ではサイト全体の動きもわかりやすくなったので、日頃はこの二つだけ見ているだけで問題は把握できると思います。集客にお金をかけていたり、コンテンツの更新頻度が高いところはいろんなものが出てくると思いますので、アプリ版Google アナリティクスをチェックするのは日課にしてもいいでしょう。

いずれにせよ、こういった機能が改善されてくることは自明なので今のうちに慣れておきたいですね。