運営堂ブログ

日本一の秘書を読んだ

伊藤洋一のRound Up World Now!で伊藤さんが紹介されていた本です。ここのところ自分で探した本じゃなくて、誰が進めていた本ばかり買っている気がします。これがソーシャルな世の中の購買行動なのかもしれません。

■やらずにはいられないから

やれと言われて技術を磨くのではなく、人が何と言おうと、コストに合わなくとも、たとえ、上司から「その辺でいいじゃないか」と言われても、やらずにはいられない。それが達人の域に達した人なのだ。

とまえがきに書かれているように、技術云々じゃない気持ちの部分で日本一な人たちばかりが書かれています。ドアマン、秘書、似顔絵刑事、超神ネイガー、クリーニング屋、焼き鳥屋、薬売りの7人が登場するのですが、とにかくみなさん一生懸命に自分の責任を果たして、お客様に喜んでもらおうという気持ちでいっぱいです。マニュアルの話や手法なんて一切関係ありません。「小さなことども抱えていて必死でした」、「子供相手だからだといって、手抜きはできません」、「ちっちゃな店だが、客の安全を守らんで、何が主人ですか」などなど当たり前ですが難しいことをやってきた人たちの言葉は重みがあります。

■昨日も書きましたが・・・

昨日の記事でも書きましたが、やっぱり最初から楽をしようと思ったら上手くいかないし、きっとず~っと楽をしようとしたらダメなんでしょう。どうしても「まあいいか」とか「これぐらいなら」って思ってしまいますが、常に技術やサービスを向上させる気持ちがないといけなんでしょう。自分が頑張ってやってみて、それでダメなら努力が足りないということですね。

■これからもコストに合わないことをやっていこう(笑)

私の場合、一つの解析レポートで1週間ぐらいかかることが多いです。PCの前に張り付いているわけではないんですが、2~3日で大雑把に作って一晩寝てからもう一度見直すと、おかしい場所や根拠があやふやな場所が必ずあるのでそれを修正。もう一晩寝て今度は一人プレゼンをやってみると、話しづらい場所や補足したほうがいい部分が出てくるのでそれを修正。また寝て起きて読んでみて違和感がなければOKとしています。

それでも、省きすぎると伝わらないし、細かすぎると分かりません。何回やっても上手くいきませんが、ここに書かれている方々を見習ってずっと続けてみようと思います。

日本一の秘書―サービスの達人たち (新潮新書 411)
野地 秩嘉
新潮社
売り上げランキング: 648