運営堂ブログ

アクセス解析イニシアチブの「WebマーケティングとKPIを経営戦略に組み込む」に行ってきました。

2/15に行われた「WebマーケティングとKPIを経営戦略に組み込む」に行ってきました。講師は村上 佳代さん(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)と大前 創希さん(株式会社クリエイティブホープ)でした。

ネットをどう使うか?という課題は現場レベルと経営層では考え方、捉え方も、接し方も違います。そこのコミュニケーションをどうするかという話は社内だけではなく発注側と受注側の間でも成り立ちます。

この問題って必ず出てくることなので解決策のヒントを求めて参加しました。

■概要はこちらを

【受付終了】特別セミナー「WebマーケティングとKPIを経営戦略に組み込む」(2/15) « アクセス解析の協議会 アクセス解析イニシアチブ

村上さんが概念的なお話

大前さんが具体的なお話し

トークショーで実際の動き方

といった感じの流れで進んでいきましたので、「?」と思ったことが順番に解決されていきとても理解しやすい内容でした。

また、お話しの内容もシンプルで、余分なものをどんどん削り取っていっていて必要なものだけを残していき、さらに濃縮されていたものでしたので、ずしっと重みのある3時間でした。

■個人的気づきメモ

何を解決するのかが明確になっていること
まずはこれがないといけません。
よくある(ありすぎる)Facebookページで何かしよう!ではなくて、経営上の課題を解決しないといけません。ここは村上さんがアスクルの話を例に出して解説されていました。無理矢理新しい何かを生み出すのではなくて、今やっていること、これからやりたいことを実現するためにネットの活用するということなんですね。

立場によって課題が違う
「作らないといけない」とクライアントの担当者から言われることってよくあると思います。これって担当者からすれば当然のことで作らないと怒られますし、最終的にやることはこれなので作ってくださいとなるわけです。これが解決しないといけないこと。そのためには何のために何をどう作るのか?ということになるので、「作るためにはここをが分からないと進まないから打合せをさせてください」となるわけです。

ここで「いやいやWebは作るものじゃないですよ」って話をしてはダメで、上に書いたように作る前提で必要なものを提供してください。または考えましょうってなるんですよね。私はついついこう言ってしまいがちなので改めないといけないですね。

好きな人にずっと好きでいてもらえるように。
これは大前さんが劇団四季の事例をお話ししている時に出てきた言葉です。
ついつい新規顧客を獲得したくなりますが、好きな人にずっと好きでいてもらえることってとても重要ですよね。それぞれのおかれた状況にもよると思いますが、その人たちが自分たちを支えてくれているし、その人たちが新しいお客さんを呼んできてくれるかもしれません。

新しい何かを探すのはいいですが、隣の芝生の色が気になってもいけません。

上の人には確認する
これは刺さりました。
私は新入社員の時ってとにかくなんでもいいから上の人に聞いていました。なんでこうなっているのか?なんでこうしないのか?こういったことはできないのか?などなど。そうすると丁寧に説明してもらえましたし、自分がどう考えているかも聞いてもらえました。

それがいつの間にかできなくなっていて、「提案」という押しつけをしていたんですよね。
だから聞いてもらえない。当然です。

上の人たちと一つずつ確認しながら課題を明確にしてくことがコミュニケーションにもなりますし、指示の裏側にあった考えの部分も分かるようになってきますし、上の人たちがやりたいことの本質=ビジョン、も見えてくるということです。

そうすればそれを順番に行動まで落とし込んでいけば自然とKPIが決まるわけです。

上手くいかない時って細かいところをいじくり回したり、外部に原因を求めたりしがちですが、自分の行動を見直してみれば分かることがたくさんあるんですね。反省しながらも色々な気づきがあってとても有意義な時間でした。

村上さん、大前さん、a2iの皆様、ありがとうございました!