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Google アナリティクスのタグ漏れをなんとかしてチェックする方法

Google アナリティクスを使う時の最大の敵は何と言ってもタグ漏れです。それ以外にもすぐに変わるとか、正しい情報が分からんとか、どこを見たらいいのか分からんとかありますが、タグが貼ってないと何もできませんからね。

そのタグ漏れをチェックする方法をいくつか。

■Analytics HelperもしくはGhosteryで確認

この二つはChrome、Firefoxの拡張機能でタグが入っているかどうかをページ単位で確認できます。

Analytics Helper
アドレスバーに「緑のAH」が表示されたらそのページにはタグが入っています。

Ghostery
こちらも同じような感じですがGoogle アナリティクス以外のタグもチェックできます。
Google アナリティクスのタグを外部化しているとチェックできないので注意です。

■Google アナリティクスのリアルタイム解析で

これは定番ですよね。
Google アナリティクスのリアルタイム検索に出てくるかどうかで判断します。
この場合の注意点をいくつか。

  • IPなどで自分のアクセスを除外していないか?
  • Chromeのオプトアウトアドオンを使っていないか?
  • プロファイルにかけたフィルタをチェックしていないか?

専門的にやっている人ほど上の二つに引っかかりやすいです。これに気付かないと相当焦ることになります。また、リアルタイム解析はフィルタに対応していないのでこっちも注意です。

■ローカルファイルをテキスト置換ツールでチェック

テキスト置換ツールによるアクセス解析タグの設置チェック方法 , The Office Ryusaido Blog
ここに書かれている方法を使うと簡単にチェックできますね。静的にサイトを作っている場合はこれ。

■ダウンロードツールとテキスト置換ツールでチェック

WordPressなどで作られたサイトはHTMLファイルがないのでダウンロードツールで無理矢理落としてからチェックします。

Website Explorer
こちらも有名なツールですよね。
これで自社サイトのデータをローカルに落として上記のテキスト置換ツールでチェックします。ページ数が多いとダウンロードに時間がかかりますがちゃんとチェックできます。データの取得が終わったらツール→フォルダダウンローで保存します。

SCRAPBOOK :: Firefox Extension
こちらはFirefoxのアドオンでこれを使ってもデータを落とせます。

■実際には全体→部分の流れで

まずはサイト全体のチェックをしてそこから変更した部分をブラウザの拡張機能でチェックするのが良いかと思います。ページ数が膨大になるとこの方法は使えませんので、その場合は重点的なコンテンツからチェックするといった流れになりますね。

■最終的には漏れてても気にしない

ここが重要。
データが100%取れているに越したことはないですが、なければないでなんとか判断していかないといけません。サンクスページのタグが落ちているのであれば実際に届いたメールの数で代用できますし、LPやキャンペーンページが落ちた場合は生ログでURLを検索していけばそれなりの数字を取ることができます(大規模サイトでは難しいかも知れませんが)。

タグ型の場合はタグ漏れがあることを想定して、その場合は最低限どこが分かっていればいいのか、それはどこを見るとわかるのか、を事前に把握しておかないといけないです。データがないからと言って何もしないのは単なる手抜きですよね。

やりたいことはデータの取得ではなくて、そこから先が目的だと頭では分かっていても実際はツール依存になりがちなので、ツールがないならどうするのか?を日頃から考えておくといいと思います。