運営堂ブログ

2013/01/10のニュースまとめ。全文掲載寄稿ってどうなの?、Adobe Reader,Acrobat,Flash Playerの脆弱性について、レスポンシブWebデザイン談義【返信記事】、など。

■今日の要チェック記事

たくさんの人に見てもらえればいいと思えばそのままでいいだろうし、自分のところに来てほしいと思えばやめてもいいと思う。
たとえばちきりんさんだとBLOGOSにも載っているけど検索では自分のところが上に出るからそのままでいいようにも思うし。

定期ポスト。

Rriver » レスポンシブWebデザイン談義【返信記事】
こういったことが目に見える形で行われるっていいですよね。
献本していただくと良いことを書かないといけないように思いますが、そうでもないようです。

■SEO関連

要チェック記事をご覧ください。

■リスティング広告関連

私の故郷 , ライフネット生命保険社員ブログ
地域名で出稿する時って地元の人の気持ちにならないとわからないことってありますよね。
愛知県=名古屋と思っている人は多そうだし(笑)。

■アクセス解析関連

カスタムレポートとピボットテーブルを使ったモバイル分析(便利なレポート自動作成リンクあり) [第36回] , Web担当者Forum
カスタムレポートは幅が広いです。

【Googleアナリティクス】アドバンスセグメントの順番を並べ替えるにはドラッグすればOK , カグア!Googleアナリティクス解説Blog
これは嬉しい!

世界でもトップレベルの売り上げを誇るDellが行った7つのA/Bテスト まとめ,ネットコンシェルジェ
以前にも見たような気がしたけど・・・。シンプルでも目的がはっきりしていますね。

「私はGoogleアナリティクスを使えます」と胸を張って言えるように。アナリティクスレッスンビデオ完全翻訳【①ファーストステップ】 , Web担当者Forum
手を動かさないと使えないものではありますが・・・。

TagKnight【タグナイト】,監視、管理、高速化に特化したWEBサービス
タグマネージャーなのかな?

■ソーシャルメディア関連

京都府が LINE に公式アカウントを開設、都道府県では初めて – インターネットコム
継続できるんかいな・・・?

1700万人突破!! 都道府県別Facebookユーザー数 2013年1月 – NEX.FM
定期データ。

インターネット上の取引と「カード合わせ」に関する Q&A
こういったのって必ずPDFなんですよね・・・。

■スマホ・タブレット関連

本日はピックアップする記事はありませんでした。

■EC関連

本日はピックアップする記事はありませんでした。

■Webマーケティング全般

測定できれば、マネジメントできるビッグデータで経営はどう変わるか Big Data: The Management Revolution , 最新号から,DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
データではなくて人の意識が変わるということでしょうか。

なぜ企業のスタッフブログには行動喚起の要素(CTA)がないものが多いのだろう , makitani.com
Webの部署(広報とか)が知らないところで動いているから(笑)。

自治体におけるオープンデータ活用事例:『ビジネス2.0』の視点:ITmedia オルタナティブ・ブログ
継続的にどうなったかの情報が欲しい。

設計から実装まで、今すぐ始める高速化
遅いな?と思ったら。

■その他

株式会社インフォアクシア様のメルマガより転載です。
※許可はいただいております。

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◆コラム ー はたしてスキップリンクは本当に必要か?
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読者の皆さま、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、今回は「スキップリンク」について書いてみます。筆者も参加している
ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)が意見募集を開始しました。

JIS X 8341-3:2010 達成基準7.2.4.1を満たす条件に関する意見募集
http://waic.jp/news/20130107.html

JIS X 8341-3:2010には、次のような等級Aの達成基準があります。
—–
 7.2.4.1 ブロックスキップに関する達成基準
 複数のウェブページ上で繰り返されているコンテンツのブロックをスキップ
 できるメカニズムが利用可能でなければならない。
—–

今回の意見募集は、簡単に言うと「この達成基準を満たすためには、スキップ
リンクは必須でしょうか?」という問いかけです。

スキップリンクというのは、この達成基準にある「コンテンツのブロックを
スキップできるメカニズム」となりうるもので、ページの先頭からメインコン
テンツの開始位置へ移動できるページ内リンクのことをいいます。キーボード
だけで操作しているユーザーが、ヘッダー部分にあるリンクなどをスキップして、
メインコンテンツへすぐに移動できるようにするためのリンクです。

例えば、スクリーンリーダーを使用しているユーザーは、メインコンテンツを
読み上げさせるためには、その前にあるヘッダー部分やページ左側にあるサブ
メニューなどの読み上げを聞かなければならなかったり、Tabキーを何度も
押してメインコンテンツまで移動しなければなりません。

数年前までは、ページが変わるたびに、これを繰り返さなければなりません
でした。しかし、近年ではメインコンテンツの開始位置にh1要素でマーク
アップされた見出しがあれば、見出しジャンプ機能を使って、メインコンテンツ
の開始位置へ移動できるようになってきました。つまり、見出しのマークアップ
も「コンテンツのブロックをスキップできるメカニズム」となるようになって
きているのです。

例えば、Hキーを押せばh1~h6要素でマークアップされた見出しを順に
移動していくことができます。また、数字の1キーを押せばh1の見出し、
2キーを押せばh2の見出しだけというように、特定の見出しレベルの見出し
だけを順に移動していくこともできたりします。

最近では、日本語のスクリーンリーダーのほとんどがこの機能を提供するように
なってきたため、スキップリンクがなくともメインコンテンツの開始位置に移動
できるようになってきました。これは、ページの大見出しをh1要素でマーク
アップすることが当たり前になってきたからというのもあります。

その一方で、忘れられがちなのですが、「7.2.4.1 ブロックスキップに関する
達成基準」が想定しているユーザー層として、スクリーンリーダーのユーザー
以外に、手や指が不自由でマウスを操作できず、キーボードやキーボード
インタフェースだけで操作しているユーザーもいます。

そういったユーザーのためにも「スキップリンク」が必要だということから、
『JIS X 8341-3:2010』のもとになっているW3Cの『WCAG 2.0』では、
スキップリンクを用いる際には「リンクが、常に画面に表示されている、又は
キーボード・フォーカスを受け取っている際には画面に表示されている」こと
を条件としています。

WCAG 2.0 実装方法集
G1: メインコンテンツエリアへ直接移動するリンクを各ページの先頭に追加する
http://waic.jp/docs/WCAG-TECHS/G1.html

この実装方法を用いた事例は、すでにJIS X 8341-3:2010対応に取り組んでいる
サイトでいくつか見ることができます。以下のサイトは「キーボード・フォーカス
を受け取っている際には画面に表示されている」という条件を満たしたスキップ
リンクを実装しています。

富士通http://jp.fujitsu.com/

日立製作所http://www.hitachi.co.jp/

塩尻市http://www.city.shiojiri.nagano.jp/

刈谷市http://www.city.kariya.lg.jp/

ページを開いただけでは「スキップリンク」は表示されていませんが、試しに
Tabキーを押してみてください。すると、ページ上部に「スキップリンク」が
表示され、メインコンテンツの開始位置に置いてあるアンカーへ移動するページ内
リンクになっています。

このリンクは、マウスオーバーしても表示されないので、キーボードまたは
キーボード・インタフェースで操作していなければ、目にすることもないかも
しれません。

しかし、このスキップリンクで用いられているページ内リンクが、実は主要な
ブラウザでもサポートされていないという状況があります。また、そもそも
こういったブラウザの基本操作にあたる機能は、個々のウェブコンテンツでは
なく、ブラウザが提供すべきです。実際に、W3Cの『UAAG 2.0』というブラ
ウザやスクリーンリーダーが準拠すべきアクセシビリティガイドラインにも、
そのような要件があります。

また、何よりも重要なのは、キーボードまたはキーボード・インタフェースで
操作しているユーザーが、本当にスキップリンクを必要としているのかという
点です。これについては、ウェブアクセシビリティ基盤委員会でも、肢体不自由
のユーザーに詳しい専門家に意見を求めたりもしましたが、その必要性を確認
するには至りませんでした。

そのため、「コンテンツのブロックをスキップできるメカニズム」を必要として
いるユーザーにとっては、スキップリンクは必ずしも必要ではなく、見出しの
マークアップがあれば十分ではないかという結論に至りました。その他にも
議論したポイントはいくつもあります。詳細は、以下のリンク一覧などを参照
してみてください。

そして、是非とも皆さまのご意見をお聞かせいただけたらと思います。特に、
マウスを操作できないユーザーの知り合いがいらっしゃれば、その方たちにも
呼びかけていただけると大変助かります。「スキップリンクがないと困る!」
という意見はもちろん、「スキップリンクはなくてもよい」という意見も頂ける
と、委員会としてより適切な判断ができるかと思います。

【関連リンク一覧】
ブロック・スキップ:達成基準 2.4.1 を理解する,WCAG 2.0 解説書
http://waic.jp/docs/UNDERSTANDING-WCAG20/navigation-mechanisms-skip.html
アクセシビリティ・サポーテッド(AS)情報:G001-1,ウェブアクセシビリティ
基盤委員会(WAIC)
http://waic.jp/docs/jis2010-as-understanding/201209/G001-1.html
スキップリンクにまつわる議論まとめ,水無月ばけらのえび日記」
http://bakera.jp/ebi/topic/4751
Fw: JIS X 8341-3:2010 達成基準7.2.4.1を満たす条件に関する意見募
集,@kazuhi.to
http://kidachi.kazuhi.to/blog/archives/037672.html