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「やる前提の検討」と「やるかどうかを検討」するのでは大きな差があると思う。

仕事がらお客様に色々と提案をすることが多いです。その際に思うのは「やる前提の検討」と「やるかどうかを検討」するのでは大きな差があるということ。

前者はリスクや問題点があった場合にそれをどう解消するかを考えて、後者はそれをやらない理由にする。

前者はちょっと先のことを考えて、後者は目の前のことだけを考える。


リスクや問題点が今すぐ解消できなくても世の中の流れや環境の変化によって解消できるタイミングがやってきます。その時にすぐに対応できるのか、また検討するのではスピードに大きな違いが出ます。選択肢を持っているか持ってないかと言っても良いかと思います。

「やりたいこと」ができる条件が分かっていればそろった時にやればいいですよね。やりたいことをピックアップしておいて条件を出して、それによって優先順位を決めていけば1,2年先まではやることが分かってくるはずです。


「やる前提の検討」って難しそうに見えますが意外と簡単で、やってはいけないことに触れなければやる、としておけばいいです。予算とか理念とか法律とかですね。やれる条件を探すから色々と悩んじゃうんですよね。

こうするとやることばかりが増えていきますので、規模の大小とかジャンルとかでカテゴリわけしてツリー状にしたり、タグづけしていけばいけばいいです。こうすることで大きな塊になりますので、大きな塊を実現するための小さな施策ということもイメージできますし、1つの施策が他の施策にも影響することもわかります。バラバラに考えるとタスクの山に埋もれちゃいますが整理すればなんてことはないです。



というわけで、最近は提案したことを整理して条件付けして実行して検証する、という仕事になってきています。私の場合は中小規模のお客様が多いので調整というよりも駆動力を求められることが多いということもあるかも知れません。どこかで検証のプロセスが入っているのでアクセス解析の延長線上だと思っているんですが、ゴールだけを考えていたらこうなってきました。変化しようと思って変化するんじゃなくて、気づけば変化していたという感じです。


未来への選択肢を持っておくために「やる前提の検討」をしたいですね。

頭を閉じる、頭を開く

日々業務をこなしている中で意識しているのが「頭を閉じる」、「頭を開く」ということです。今は閉じているのか開いているのか、閉じる(開く)にはどうすればいいのか、そんなことを考えています。脳科学の本などを読んだわけでもないですがいつの間にかこんな風になってます。

■頭を閉じる=集中してアウトプットしたりまとめる

PCに向かってレポートをまとめたりメルマガを書いたりしている時です。余分なことを考えずにそれだけに集中している状態で勝手に「頭が閉じている」状態と言っています。この時は新しいひらめきもなくて正確に書くこと分かりやすく書くことに神経がそそがれています。新しいひらめきがあったとしてもどこかにメモしておいてその時は追求しません。頭を複数のことに使うと共倒れになってしまいますからね。

今からは頭を閉じて集中する!と決めないとなかなかこの状態にならないので、目をつぶって頭の中を空っぽにしないといけません。しかも電話などであっさり集中が破られるので朝早くか夜遅くかにこの状態になることが多いです。

■頭を開く=動いたり話しながらアイデアを出したりブラッシュアップする

散歩しながらセミナーの企画をまとめたりサイトの改善点をマインドマップなどに書き出している時です。とにかくいろんなことを思いついてそれをどんどんメモしている体も頭も活発な状態でこちらも勝手に「頭が開いている」状態と言っています。良い悪い関係なく頭に出てきたことを文字にすることがメインなのでスマホさえあれば場所はどこでも構いません。この時は注意力が散漫なぐらいが良くて、見たもの聞いたものに関心を持つことが大切です。

この状態は突然やってくるので、散歩してアイデアを出そう!って意気込んでも無理です。PCから離れた時、体を動かしている時など、いろんなことを忘れた瞬間にやってくることが多く、後にしようと思うとしぼんでいってしまいますのでタイミングを逃さないことが重要です。

■今がどちらなのかを意識してその時にあった仕事をする

1日中会社にいてアイデア出しと資料のまとめなんて私にはできません。朝から気分でモーニングや牛丼を食べてそのまま事務所に行かずに散歩しながら思いついたことをメモ→飽きたところで事務所に行ってメモをまとめて資料にしたり詳細を調べる→メールなどに返信→休憩、というパターンもありますし、まっすぐ事務所に行ってレポートの作成→手ぶらで散歩に出かけて頭を仕事から解放→戻って整合性や話の流れをチェック&訂正→PCを持って出かけて喫茶店やコワーキングスペースで仕上げといったパターンもあります。

とにかく自分の頭が今どの状態でどの仕事をすると上手くいくのかを意識しています。場所と時間に縛られていない生活をしているからできるのかも知れませんが、頭の使い方をちょっと変えるだけで効率がぐんと上がりますので、皆さんもこういったことを意識しても良いのでは?

Out Of Tokyo Vol.1 地方ウェブ担サミットでお話をしました! #outoftokyo


地方ウェブ担サミット2012 | Out Of Tokyo
でお話をしてきました。

イベントのタイトルにもある通り地方のWeb担当者むけの集まりで、地方ならではの悩みなどを解決しようというものでした。

私は「地方×仕事の進め方」ということでしたので「名古屋で6年間アクセス解析をやってきて分かったこと」というタイトルにして、地方でフリーランスでやっていくためにはどうするのか?といったあたりのお話をしました。

■話した内容はこの3つ

  • 地方でアクセス解析をやるということ
  • 東京と地方は違う
  • 地方で頑張るためには
アクセス解析って制作やSEOに比べると市場規模(?)が小さいですよね。しかも、地方で個人となるとなかなか大変なのでそのあたりの大変さというか苦労した部分を最初にお話ししました。

また、東京から発信されている情報をそのまま持ち帰ってもなかなかうまくいかないので、それをやってはいけないこととしてまとめました。

地方で頑張るための方法を一番長く時間をとりました。
地方特有の問題点(特性)を、コネが重視される、案件規模が小さい、身内で固まりやすい、リスクをとらないの4つにまとめてしまって、最終的には「地方の地獄車」という図にしました。


これを否定するわけではありませんが、私の場合はこれをやっていたらいつの間にかアクセス解析ではなくて制作の仕事が増えてしまいましたし、書かれているように質も落ちてきてしまいましたのでこれはやめるようにしました。

■生き残るためのサイクル



私はこのサイクルでしたが、辻さんは「寝ないで働く」だったそうです(笑)。

というわけで、目新しいこともなく当たり前のことを当たり前に頑張る、という根性論のお話でしたが参加者の方のアンケートを見てもなかなか好評だったようなのでほっとしております。


主催者の方々、参加者の皆様、辻さん、草間さん、ありがとうございました!


当日のスライド
121020 Out Of Tokyo Vol.1 地方ウェブ担サミット from Seiji Morino

KPIとかユニークユーザとかコンバージョンとかランディングページとか導線とかセグメントとか、「言葉だけ解析」じゃなくて

アクセス解析のレポートを依頼されるときにKPIとかユニークユーザとかコンバージョンとかランディングページとか導線とかセグメントとかの分析をしてほしいと言われることがあります。

アクセス解析をやっている人からはKPIとかユニークユーザとかコンバージョンとかランディングページとか導線とかセグメントとかのレポートを出していると聞くことがあります。

確かにこういった言葉を使って、Googleアナリティクスを何となくいじって、それっぽいレポートを作って、数値がどうなったかを追っていくとそれらしい解析レポートが出来上がって「やった感」が出てきます。

でも、こういった時って「モヤッと」したままなんとなくスッキリしないことが多いのではないかと思います。言っていることは分かるし、やることもわかるんだけど・・・といった感じです。

そんな時は、それっぽい言葉を使う前にちょっとだけ考えると「スカッと」したレポートになるはずです。

■知りたいことは何か

  • 今までが知りたいのか
  • 過去と今との変化を知りたいのか
  • 自社サイトの抱える問題を解決したいのか
  • 自社のビジネスの問題を解決したいのか
まずはこの順番で考えてみましょう。

■今が知りたい

今までアクセス解析をしていない場合や長い間やっていない場合がこれにあてはまります。緊急の問題がない限りはここから始めることとなります。

結局のところ訪問数がどれだけで、どんなページが見られていて、そのページにはどんな特徴(PV、直帰、離脱、滞在時間などで把握)があるのか?を知らないと何もできないので、地味ではありますがここから始めることとなります。地味なのでなかなか価値が認められないんですが、ここの基準がないとその次の過去と今との比較ができなくなるんですよね。さらに、ここでは設定のミスや目標の見直しなどをすることがあります。

とにかく地ならしです。数値算出マシーンです。KPIとかユニークユーザとかコンバージョンとかランディングページとか導線とかセグメントとかあまり関係ないです(言い過ぎか)。

■過去と今との変化を知りたい

地ならしができたうえで過去と今との比較をして、そのギャップから問題点を見つけていきます。

その時にコンバージョン数がどうなったとか、ランディングページの直帰率などがどうなったか、特定のセグメントで基本指標(訪問数など)を見た時にどうなったかを調べていきます。ですので、言葉が先にあるのではなくて、知りたいことがあってその手段(というか視点)としてコンバージョンとかランディングページとか導線とかセグメントとかがあるわけですね。しかも、それぞれが絡み合っているのでそこだけを見てもあまり意味がなくて最終的には全部見ることになります。

例えば、コンバージョン率が落ちたのは○○というキャンペーンのリスティング経由のランディングページで直帰率が上がったからという要因が考えられる場合には、導線も含めて全部見ないと本当にそうなのかどうかは分からないし、対策もわかりませんよね。

だから、事実が先で手段が後になります。手段ありきの解析って長い間の積み重ねがあって目途がついている時にやることだと思います。

■自社サイトの抱える問題を解決したい

よくあるのは問い合わせ数(KPIになっていることが多い)が少ないという問題ですね。

これはサイトの構造的な問題もありますし、競合との絡みもありますしので、アクセス解析からは簡単に問題を見つけ出すことができません。全体を見まわして主要なワードで競合サイトと比較してみたり、リアルでの競合の動きをつかまないといけない場合もありますから。こうなってくると、ごにょごにょ解析をいじくるより社内の人にいろいろと話を聞いた方が早いです。実はクライアントから自社サイトのこのあたりが分かりにくいとか、他はこんなことやってるけど御社はどうなの?って言われているとか、色々でてくると思います。

その話を聞いて、それがアクセス解析のデータにどのように影響していたかを見てみることで、今まで見えてこなかったことが見えてくるはずです。

この段階ではKPIとかユニークユーザとかコンバージョンとかランディングページとか導線とかセグメントとかは当たり前になっていると思います。

■自社のビジネスの問題を解決したい

こうなってくるとWebは全体の一部でしかないので、情報の通り道として見た方が分かりやすくなってきます。細かく見るよりもリアルで獲得した見込み客がWebサイトのきたのか来ないのか、来たとしてどうなったのか、といった感じです(純粋に検索で来た訪問者は今まで通り解析しますが)。あまり細かく分析しても全体に与える影響が少ないので、大きなところで問題なければちょっと詳しく見みるだけでいいはずです。

それよりもこの段階では自社であったり業界全体の動きであったり経済の動きであったり、大きな動きを見ていかないといけません。

■言葉の前に知りたいことを

言ってもらえれば手段は解析側で考えた方が良いと思います。

手段ありきだとそこが原因ではない場合でもそこばかり見てしまう可能性がありますし、手段を考えてアクションにつながる提案をすることが我々の仕事ですから。



なんか最近こんなことばかり言っている気がしますが、解析のための解析じゃなくて最短距離で目標を達成するための方法を見つけるために解析をしてほしいな~と思うからです。

お金と時間をかけるのであれば可能な限り少ない方が良いですから。

「どんな点に注目して○○を見ていますか?」

佐藤可士和さんに質問「どんな点に注目して広告を見ていますか?」 #ブレーン | AdverTimes(アドタイ)
の記事を読んで思ったこと。

広告を見るとき、大きく分けて3つの目線で見ています。「消費者から見た目線」「ビジネスの目線」、そして「クリエイターとしての目線」。どれも兼ね備えた広告というのは少なくて、「すごく人気だけれど、必ずしも売上げや企業の価値につながっていない広告」や、「広告業界的では話題にならないけれど、実際にモノがとても売れて、ブランドにも貢献している広告」などそのバランスはさまざまです。3つの要素がすごく高次元でバランスが取れていれば、その広告は理想的と言えます。つまり、消費者から見てとても魅力的で、かつモノが売れて、商品や企業イメージも上がって、クリエイティブ的にも新しいことができている。それができたら、最高ですよね。

実際の仕事では、全てのプロジェクトに3つの要素が高次元で求められるわけではありません。広告業界的には評価されないような“ベタ”な表現の広告も、マーケティング戦略として確信犯的にやっていることもある。要するに、クリエイティブだけ、あるいはビジネスだけなど、固定された目線で見ていては、そのプロジェクトが成功しているかどうかはわからないんです。一括りにいいとか悪いと言うのは、すごく狭い視点からしか見ていない可能性があります。

特に、広告のつくり手でありプロであるならなおさらです。ひとつの広告をいろいろな視点から評価して、どこがよくてどこが悪いのか、冷静にウォッチする必要があります。


とっても分かりやすいですよね。

これと同じことを自分がやっていることで聞かれたとして、ここまで分かりやすく即答できるでしょうか?
即答できるということは自分の中でやっていることが整理されているということですし、それを常に考えて仕事をしているということですし、それを常に見直したりしているのだと思います。ですので、自分がやっていることをどれだけ自分が理解しているのか?を測るにはこの質問を自分にしてみるのがいいですね。

■「どんな点に注目してアクセス解析を見ていますか?」

確かにこれってよく聞かれますので頼まれたわけでもないのに私の考えを(笑)

初めて見る場合は「いつ、どこの、誰が、どこから来て、何を見て、どうした」。を見ています。
(モニタリングであれば当然数値になってきますし、ECなら数と金額も)

コンバージョンだけ見ているわけでもないですし、広告の効果だけを見ているわけでもないですし、アクセス数を見ているわけでもないです。見ている(というかイメージしている)のはユーザーの動きです。ひたすらこれ。

最初は大雑把に見て全体をイメージしながら、必要に応じて軸を追加して同じ視点で見ていきます。例えば、ブラウザがIE8の人がどうしたとか、名古屋で17時ごろFirefoxからYahoo経由で運営堂というキーワードでトップページにきて3ページ見て帰った人がどうした、とかです。

そしてその人たちが見たページだったり滞在時間だったり離脱ページだったりを見てみて、そこで感じたその人たちの知りたかったことをイメージし、実際のサイトで同じ動きをしてみて違和感を感じるところがあればそれが何かを考えます。ここに行きたかったはずなのに行けなかったとか、ここのリンクがいらないとか、ここにこの情報があればこっちに行ったのに、とかです。

それが浮かんだらページの遷移やヒートマップ(ページ解析)を見たり、より細かくセグメントしていきますし、同じキーワードで出てくる競合サイトと比較しながら見てみる時もあります。とにかく、その時のユーザーの気持ちに一番注目しています。

■で、最終的には

違和感を数字や図で表現できるようにします。これを違和感の数だけやります。

そうしたらその違和感は改善すべきなのかどうなのかをアクセス解析や競合サイトを見たり、クライアントにヒアリングしたりして判断します。改善すべき点であればその方法と効果を考えて、そうでない場合はいつ役に立つかわからないのでメモしておきます。

という流れですね。地味です(笑)



■そんなわけで

私がアクセス解析をどう見ているかはさておき、「どんな点に注目して○○を見ていますか?」と自問自答してみるとスッキリすることもあるのではないのでしょうか?

知っていることは復習に、知らないことは目標に。

私がセミナーで話をしたり、自分自身がセミナーに参加することがあるわけなんですが、必ず聞くのが「難しかった」と「知っていることだった」ですね。ここって仕方がないと思うんです。話す方も何とかしようと思っているはずですが全員が満足するセミナーって難しいですから。

でも、「難しかった」、「知っていることだった」からといって、つまらないと考えてしまうことってものすごくもったいないと思うんですよね。時間もお金もかけているわけですから。

そんなわけで日頃私がセミナーに参加するときに心がけていることや考え方を。

■知っていることは復習に

知っている内容って聞き流したりしますし眠くなってきますよね。そんな時はこんな意識で聞いてみてはいかがでしょうか?

  • 自分が知っていることを他の人はどのように理解しているのか?
  • 知っていることだけど他の捉え方はないのか?
  • 自分が気づいていない捉え方をその人はしているのか?
  • 自分が気づいていない説明方法があるのか?
この4つを心がけるだけで新たな発見がたくさん出てきます。

例えばWebサイトの直帰率の改善の話を聞いたとしましょう。

ランディングページをアクセスの多い順に並べて直帰率が高いものをチェックして、そのページに来たキーワードとその直帰率を調べて、そのギャップを埋めてページを改善しましょう。という流れになることが多いと思いますし、実際にそうした方が良いです。しかし、考えようによってはそのキーワードで来ないようにすることも大切ではないのでしょうか?意図しないキーワードで上位に表示されてしまって、そのキーワードでの訪問と直帰が増えるケースってあります。ページの改善で対応できない時や会社として対応できない時もあるので、それは除外していかないといけないですよね。

ですので、知っていることを聞いたときはこんな風にその裏側を考えたり、別角度から見てみるといいですよね。ご存知の方も多いと思いますが。オズボーンのチェックリストってやつです。
参考:アイデアを大量生産できる最強のフレームワーク「オズボーンのチェックリスト」 | お土産屋さんブログ

知らない話を聞いている時はこんな余裕はないので余裕のある時にどうぞ。

■知らないことは目標に

知らない話を聞くと多くの方が「難しい」と思うでしょうし、「もっと分かりやすく話してほしかった」と思うのではないのでしょうか?分かりやすい方が良いに決まってますが、分からないことがたくさんあった方が個人的には満足度が高いんですよね。知らないことが明確になったので良い目標ができたということになりますから。

例えば新しいことを始めたり勉強する時って何から手をつけたらいいのかわかりませんよね。そんな時に既にそれをやっている人の話を聞けば色々なことが分かってきますし、分からないことを見つけることができます。

  • 自分が知らない用語
  • 自分が知らない考え方
  • 自分が知らないその分野で著名な人
  • 自分が知らないその分野での書籍

ここを埋めていくだけで自分が知らないことがハッキリするはずです。あとはそれを埋めていきながらそこから出てくる疑問点を潰していけばいいわけです。そして、最終的にはそのセミナー講師の方ように話せるようになることや、その方の著書のような文章を書けるようなることを目標とすればやるべきことが自然と明確になりますよね。できるかできないかは別として。

■時間を無駄にせず貪欲に

1日は24時間です。その中で寝る時間を除けば使えるのは16~18時間ほどでしょうか。

その時間を100%有効に使うには「知っていることは復習に、知らないことは目標に」することだと思っています。

通勤の時に歩き方も歩幅を広げたり縮めたり、いつもとは違う道順で行ってみたりするだけでも発見がありますし、日頃右手でやっていることを左手でやるだけでも発見がありますし、FirefoxやChromeではなくてIEを使うだけでも新たな発見がありますよね(笑)。

漠然と時間を使うのではなく、日頃の何気ない行為で考える習慣をつけていけばきっといいアイデアが出てくるはずですし知識も深まってきます。

せっかく自分の時間を使うんですから有効に使いましょう!


「ないことがわかる」ということ。

それやっても意味ないですよ。

アクセス解析をやっていて常に頭によぎる言葉です。
自分が今見ているところはお客さんに求めらていない趣味の部分だということ。

仮説や目的がしっかりしていれば自ずと見るべきところは決まる。

そう話すし、そうしようとしている。

にもかかわらず、どうしても関係ないところを見てしまう。

いろいろ考えた結果、もうこれは直らないし、直そうと思わないことにしました。

■大学時代の教授から言われた「ないことが分かったと言いなさい」

実験のデータを発表している時にこういわれました。

発表している自分は何も出てこなかったのでかなりネガティブな感じで発表していたのですが、教授からは「ないことが分かったと言いなさい」との指示。

この人、何を思っているんだろう?とその時は思いました。ないってことは半分ぐらい分かっていたし、それが発表に値するようなものだとは考えていなかったからです

しかし、これが重要だということは学会発表でわかります。

温度依存性は?濃度依存性は?時間依存性は?もっと高濃度ではどうなるの?AをBに変えたらどうなるの?

といった感じでどんどん質問が飛んできます。それは単純にそのことについて深く知りたいからだし、理解しようとしているからなんですが、こちらの回答は「これから調べます」としか言いようがない。

こういったときには○○という条件ではこういった反応がなかった、などの自分の実験結果を補強するような内容も入れておかないと、何の裏付けもないやりっぱなしの現状報告になってしまいます。だから「ないことが分かっている」ことが大切なんです。

自分の考えたこと、見つけたことを報告するときにはそれだけではなくて、もしこうだったら?と常に自分のアイデアを否定するアイデアをぶつけて弱点を補強しないといけません。それを繰り返して、考えての繰り返し・・・。

■効率とコストを求められると

営利企業であればここいかに早くするか、もしくはやらないかの選択になります。もちろん両方やるのですが、どうしても検証の時間が無くなってしまう場合もありますし、どう考えてもこれ以外あり得ないという場合もあるので、考える時間をすっ飛ばしてしまう時もあると思います。

だから、仮説をしっかりさせたいし目的をはっきりさせたい。ゴールに向かって最短距離で行きたい。

最小限の努力で最大限の結果を出したいですから当然のことですよね。

■個人的なジレンマ

限られた時間とコストの中でレポートを作り上げないといけない。でも、大学時代に染みついた、気になったことは確認しておきたいという習性がある・・・。

そんなジレンマがありましたが、どうすれば自分が自信を持ってレポートを作成できるか?を考えた結果、冒頭のように意味がないと思われることもどんどんやろうと決めました。

ないことなんて分からなくてもいいんでしょうが、ないことが分かってないとスッキリしない自分がいるから仕方がないですよね。モヤモヤしながら働くよりも、自分がスッキリして働いた方が良いと思いますし。

もちろん最低限の稼ぎは必要ですが・・・。

■自分の中のビッグデータ

世の中ビッグデータがどうこうって騒がれてますが、こうして「ないことが分かる」ことを続けていくことで自分の中に自分だけのビッグデータが出来上がっていくと思っています。

それは整理されていないし、そこから未来のことを予測することはなかなかできないけど、なにか新しいことをしたい時に道しるべになってくれるものだと思っています。

以前にやってみた無駄なこと同士をくっつけるとこうなったとか、実は過去に無駄だったことが今回求められたとか。

効率を求めるのもいいけど、無駄なことの積み重ねがいつか意味のあることになるのかも知れません。

そう思ってこれからも「ないことを探していこう」と思います。

レディー・カガのニュースを見て思ったこと。アイデアと答えは違う。



レディー・カガというネーミング、九州新幹線のCMをそのまま真似したようなCMではあるんですがそこはどうでもよくて、まずこのアイデアが出てきたこと、そして検討されたこと、さらに実現までしたというのがすごいと思うんです。普通「レディー・カガにしましょう!」といってもそのアイデアは通らないでしょうから。

■そんなのでいいんですか?

大学でも非常勤で授業をしていますし先日も学生さんとワークショップを行ったのですが、いつも感じるのは「アイデアが出てこなくて、答えを出そうとする」ことです。

答えは○か×かですが、アイデアに○も×もありません。この発想が学生さんたちにはあまりないんですよね。アイデアを出してみよう!となると、途端にう~んとなってしまって言葉も何も出てこない。こちらがちょっと助け舟を出すとぽろぽろ出てきて、「アイデアあるじゃん!」こちらが言ったときに必ず出てくるのが「そんなのでいいんですか?」です。良い悪いは求めてなくて思いついたことを発言してほしいと言っているのに必ずこうなります。

確かに受験に合格するためにはアイデアは必要ないので学校で教えないのもわかりますが、自由な発想まで奪ってしまうのはちょっと悲しいものがあります。

■世の中、答えのあるものの方が少ない

明確にこれ!と答えのあるものって仕事をしているとほとんど出会わないですよね。Webサイトの改善にしたって見栄えであり、使い勝手であり、集客であり、誘導であり、それらの組み合わせであるので、その中から可能な限り上手くいきそうな手段を選択するだけです。そうすると選択肢は豊富にあった方がいいので答えよりもアイデアがたくさんあった方がいいわけです。

アクセス解析にしたってそうです。数字から分かることはありますが、そこからどうするかは分かりません。数字や世間の動きなど多くのことから判断して良さそうだと思える選択肢を選んで、また調べてを繰り返すだけです。そうすれば徐々に答えに近づいていくはずです。

■アクセス解析が分からないのはここが原因

アクセス解析がよく分からないという人はここが原因なのかな~って思います。何かものすごくスゴイ発見をして、それをすればコンバージョン大爆発!みたいなものを探しているんでしょう。しかし、実際は些細なことを潰していく方が多いです。その些細なことは上に書いたような「そんなのでいいんですか?」と言われるレベルだと思います。問題点はそうやって目に見えるものを取り除いて始めて見えてくるものもありますので、一見どうでもよさそうなことでもちゃんとメモしておいて、直していくことが大切です。それを繰り返していくと見るべきところが分かってくるので、新たなサイトを解析するのも楽になっていきます。

知恵=知識×経験

ということですので、日頃の知識を些細なことの繰り返しで身に着けていくのが一番の近道ですよね。

■日ごろのトレーニングが大事

個人的に発想の練習にしているのが「どうでもいいことを真剣に考える」ということです。
例えば・・・。

  • ウサギとカメの話でウサギの本当の勝因は何か?
  • アシュラマンのように腕が6本あるとスポーツで有利なのか?
  • 月曜日なのに金曜日午後の気分でいられる方法は?

バカバカしい(笑)

こんなことを考えろとは言いませんが、日頃から答えのないことを考えているとアイデアって意外と出てくるものなんですよね。

ちゃんとアイデアの出し方を勉強したい方はこれらの本が参考になりますのでお時間があればどうぞ。Googleアナリティクスを見ながらアイデアが浮かんでくるはず。

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今年は「忘年会」なるものに参加もしないし開催もしないでおこうと思う。

そろそろ忘年会のシーズンですね。毎週末は忘年会という人も多いのではないのかなと思いますが、私は参加もしないし開催もしないでおこうかなと思っております。

■そもそも忘れたいことがない

忘年会って年を忘れる会と書きますが、今年は忘れたいことがないんですよね。去年までは忘れたいことは山ほどあったので自分でも不思議に思います。

嫌なことや失敗したことがあっても、忘れようとするんじゃなくて冷静に原因を考えて次に同じことをしないためにはどうするのか?を考える習慣がついたようです。失敗前提で何かをすることはなくて神経質なぐらい準備をすることが多いのに、それでも何かやらかすということはやはり何らかの原因があると思うようになったんですね。そりゃ、やらかした時は凹みますがそのままにしておくと将来的にもっと凹むことになりそうなので、それが嫌なだけかもしれません。

■いつか、ではなくて、今動くようになった

1年の計は元旦にあり、1月の計は朔日にあり、1日の計は朝にあり。と言いますが、こういった「キリ」を意識しなくなりました。年末だから今年を振り返る、正月だから新年の抱負を考える、誕生だから今年はこうしたい、ではなくてやりたいことはすぐにやるようにしています。11月に今後1年のことを考えてもいいし、正月に前の年を振り返ってもいいと思うんです。何らかのきっかけを待っているとタイミングを逃すんですよね。細かいことでもちょっとずつ変えていけば3か月もすると大きな変化があります。ニュースのまとめを毎日書いていてそのあたりに気付いた感じです。

■酒と夜に弱くなった(笑)

30歳ぐらいまでは深夜まで飲んでいても平気だったんですが、最近は21時を過ぎると眠くて仕方がないし次の日に残るんですよね。酒が残ると次の日に影響が出て悪循環になっていくので、そういった面倒なことが嫌なだけなんでしょうが。とにかく面倒なことが嫌なだけなんです(笑)

といったことで、忘年会には参加しないでおこうかな~と思います。

って書くと一気に友達が減りそうですな(笑)

「すべてはサッカーを向上させるために」 、という記事から改めて思うこと。

スポーツナビ | サッカー|コラム|「すべてはサッカーを向上させるために」(1/2)
この記事は昼ごはんにラーメンを食べながら読んだのですが、一人でウンウンうなずきながら読んでいました。世界で活躍するコンディショニングコーチが語るフィジカル&コンディショニングトレーニングの記事でありながら、技術的なことはあまり書いておらず基本的な考えについて書かれていましたので、アクセス解析に置き換えながら感想を。

■サッカーの中に戻しただけ

「この10年間でわたしが中心としてやってきたのは、コンディショニングトレーニングとフィジカルトレーニングを、サッカーというものの中に戻す作業だった。今まで技術、戦術というものは、サッカーのトレーニングの中に取り入れられてきたのに、フィジカルトレーニングだけ、サッカーとは別のものとしてトレーニングされてきた。それをサッカーの中に戻しただけだ。

聞いてみれば当たり前のことのように感じます。
サッカーで勝利するためにトレーニングをしているのにいつの間にかトレーニングだけが独立してしまって、体をいじくり回すことようなことになっていたのでしょうか。自分が部活(バスケ)をやっていたころも確かにバスケのことを考えずに、筋肉を鍛えることだけを考えていたように思います。基礎体力がないころはこれでいいでしょうが、最終的にはバスケに役立たない筋肉をつけても仕方がないですよね。

何のために何をしているのかをイメージしておけば、いざその場になった時に自然と体が反応します。やはり日頃からゴールを意識し続けることが成果を出す方法なんでしょう。

■サッカー用語を駆使して説明するべきだろう

サッカーという世界の中には、コンディショニングというものがある。コンディショニングを専門としている人間は、『運動生理学』という難しい用語を駆使して、選手に話しているが、本来ならこの人がサッカーの世界に来たわけだから、サッカー用語を駆使して説明するべきだろう。サッカーの世界で運動生理学の用語を駆使するのではなくて、サッカーに近い、サッカーに基づいた話をするべきだ。それをしない限り、2つはセパレートされたままになる」

これももっともですね。
難しい専門用語を使っても相手には伝わらずに逆に拒否されてしまうこともあるかも知れません。「すべてはサッカーを向上させるために」という考えからすれば自然と導かれる結論です。

Web関連は専門用語が多いのですが、我々はそれを駆使して説明するのではなくて相手に分かりやすい言葉にしてあげないといけませんよね。「それをしない限り、我々とクライアントはセパレートされたままになる」のでしょう。よく言われるのがお金で言いかえるという方法もあるでしょうし、セッション数をアクセス数と言い換えて伝えてもいいと思います。相手が分かりやすくて誤解されない言葉を選んでいかないといけませんね。

■サッカーには『守備』と『攻撃』、『守備から攻撃』、『攻撃から守備』という4つの場面がある

サッカーには『守備』と『攻撃』、『守備から攻撃』、『攻撃から守備』という4つの場面がある。その中で重要になってくるのが、いかにアクションを起こすのかということと、そのアクションの質を高めないといけないということだ。

Webサイトにも集客、接客、成約、再訪(言い方は他にもありますが)の4つの場面があります。それがこの順番ではなくて複雑に絡み合っているということが分かれば、やるべきことが分かりますよね。アトリビューションもそう考えていけばシンプルにとらえられると思います。やはり大きいところから小さいところに落とし込んでいくと見落としが減ってきます。

■コンディショニングもサッカーのトレーニングの一部

コンディショニングトレーニングの原則という面では、サッカーのレベルを上げるためには、レベルの上がったアクションを高頻度でやって、それを持続させないといけない。クオリティーの部分と量の部分をサッカーの中で同時にトレーニングすることが、大原則だ。今まで運動生理学の用語で語られてきたものを、サッカーの用語で話していく。

日頃の施策を日常の業務と自然とこなせるようにしないといけないということですね。レベルが上がれば上がるほどきつくなっていけばそのwebサイトの成長は止まってしまいます。作業の効率化・平準化をして量をこなしながら新しいものを取り込んで質を上げていかないといけません。スピードを意識しすぎてクライアントがついて来れなくなっても意味がなくて、ちょっとだけ早いスピードで進んでいくことが求められているわけですね。どんどん新しいサービスがリリースされますが、我々はそれについていっても、クライアントを無理矢理巻き込む必要はないです。

■すべては○○のために

こう書くと人生観や仕事観になってきてしまいますが、先日のa2iのセミナーでもあったようにビジョンドリブンなんだと思います。自分が、クライアントが、お客様がどんなことを考えているのかをイメージして、それを実現するためにはどうするのか?それを考え続けたいと思います。


アクセス解析に行き詰ったら自分の好きな分野に逃避(?)してみるといい刺激があるかも知れませんね。