運営堂ブログ

知っていることは復習に、知らないことは目標に。

私がセミナーで話をしたり、自分自身がセミナーに参加することがあるわけなんですが、必ず聞くのが「難しかった」と「知っていることだった」ですね。ここって仕方がないと思うんです。話す方も何とかしようと思っているはずですが全員が満足するセミナーって難しいですから。

でも、「難しかった」、「知っていることだった」からといって、つまらないと考えてしまうことってものすごくもったいないと思うんですよね。時間もお金もかけているわけですから。

そんなわけで日頃私がセミナーに参加するときに心がけていることや考え方を。

■知っていることは復習に

知っている内容って聞き流したりしますし眠くなってきますよね。そんな時はこんな意識で聞いてみてはいかがでしょうか?

  • 自分が知っていることを他の人はどのように理解しているのか?
  • 知っていることだけど他の捉え方はないのか?
  • 自分が気づいていない捉え方をその人はしているのか?
  • 自分が気づいていない説明方法があるのか?

この4つを心がけるだけで新たな発見がたくさん出てきます。

例えばWebサイトの直帰率の改善の話を聞いたとしましょう。

ランディングページをアクセスの多い順に並べて直帰率が高いものをチェックして、そのページに来たキーワードとその直帰率を調べて、そのギャップを埋めてページを改善しましょう。という流れになることが多いと思いますし、実際にそうした方が良いです。しかし、考えようによってはそのキーワードで来ないようにすることも大切ではないのでしょうか?意図しないキーワードで上位に表示されてしまって、そのキーワードでの訪問と直帰が増えるケースってあります。ページの改善で対応できない時や会社として対応できない時もあるので、それは除外していかないといけないですよね。

ですので、知っていることを聞いたときはこんな風にその裏側を考えたり、別角度から見てみるといいですよね。ご存知の方も多いと思いますが。オズボーンのチェックリストってやつです。
参考:アイデアを大量生産できる最強のフレームワーク「オズボーンのチェックリスト」 , お土産屋さんブログ

知らない話を聞いている時はこんな余裕はないので余裕のある時にどうぞ。

■知らないことは目標に

知らない話を聞くと多くの方が「難しい」と思うでしょうし、「もっと分かりやすく話してほしかった」と思うのではないのでしょうか?分かりやすい方が良いに決まってますが、分からないことがたくさんあった方が個人的には満足度が高いんですよね。知らないことが明確になったので良い目標ができたということになりますから。

例えば新しいことを始めたり勉強する時って何から手をつけたらいいのかわかりませんよね。そんな時に既にそれをやっている人の話を聞けば色々なことが分かってきますし、分からないことを見つけることができます。

  • 自分が知らない用語
  • 自分が知らない考え方
  • 自分が知らないその分野で著名な人
  • 自分が知らないその分野での書籍

ここを埋めていくだけで自分が知らないことがハッキリするはずです。あとはそれを埋めていきながらそこから出てくる疑問点を潰していけばいいわけです。そして、最終的にはそのセミナー講師の方ように話せるようになることや、その方の著書のような文章を書けるようなることを目標とすればやるべきことが自然と明確になりますよね。できるかできないかは別として。

■時間を無駄にせず貪欲に

1日は24時間です。その中で寝る時間を除けば使えるのは16~18時間ほどでしょうか。

その時間を100%有効に使うには「知っていることは復習に、知らないことは目標に」することだと思っています。

通勤の時に歩き方も歩幅を広げたり縮めたり、いつもとは違う道順で行ってみたりするだけでも発見がありますし、日頃右手でやっていることを左手でやるだけでも発見がありますし、FirefoxやChromeではなくてIEを使うだけでも新たな発見がありますよね(笑)。

漠然と時間を使うのではなく、日頃の何気ない行為で考える習慣をつけていけばきっといいアイデアが出てくるはずですし知識も深まってきます。

せっかく自分の時間を使うんですから有効に使いましょう!