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私が本にブックカバーをかけない3つの理由

駅の売店であったり書店で本を買うと無条件でブックカバーをかけられたり、かけるかを確認されますよね。多くの方がブックカバーをかけると思うのですが、私はブックカバーはかけないことにしています。ゴミになるとかそのまま本棚におくと何の本かわからないということもありますが、それには3つの理由があるからです。

■表紙は見てもらうためにある

本の表紙、背表紙、裏表紙ってかなり考えられていますよね。色であったり、タイトルであったり、デザインであったり、帯であったり。それは書店で手に取ってもらいやすくする目的がほとんどであると思いますが、基本的には「見てもらいたい」という制作者側の意図があるわけです。ですからブックカバーをかけずに周りの人に見てもらっているわけです。実際に見られているかどうかは別として(笑)

■本は読んでもらうためにある

私は本を書いたことはないですが、本の著者は自分が書いたことを多くの人に知ってほしいと思って書いていることがほとんどだと思います(売れることが目的の人もいるでしょうが)。日々勉強し努力している上にさらにをまとめるわけですから、かなりの労力が必要であることは想像できます。自分はちょっとしたお金を払って知識を得ることができるわけですから、著者への感謝の意と宣伝の意を込めてブックカバーをかけずに周りの人に見てもらっているわけです。またまた、実際に見られているかどうかは別として(笑)

■接点になるかも知れない

ある本のことを知るのは、新聞や電車の中づり広告、twitterなどソーシャルメディア、書店など色々な場所もありますが、他人が読んでいる本からというのも意外と多いのではないかと思います。電車の中で隣の人がnumberを読んでいると帰りがけに買っていったり、友人が持っている本を見て気になったから借りたとか。何気ないタイミングで何気なく自分の目の前に出てきたものがドンピシャな時ってありますよね。そんなことを少し期待してブックカバーをかけずに周りの人に見てもらっているわけです。くどいようですが、実際に見られているかどうかは別として(笑)

こんな理由で私はブックカバーをかけていません。
そんなことにここまでこだわらなくてもいいと思う人もいるかもしれませんが、日頃から作る側(デザイン、コンテンツなど)、使う側、その周辺を意識することで視野が広がるのでちょっとしたことでも、日々こだわっています。そして、それが日常的に自然にできていれば時間を取って勉強することなく知識と考えが深まりますよね。

例えばこんな感じ。

■では、あなたのWebサイトは?

見られるために作ってありますか?
Webサイトはほぼ間違いなく比較されます。その時はパッと見の見やすさが判断基準になるかも知れません。それを考えて作られているでしょうか?

読んでもらうために作ってありますか?
Webサイトで情報を伝えるには文字が一番多く使われますよね。にもかかわらず、言いたいことだけ書いてませんか?読む人に役立つように考えて書いていますか?

広がることを考えていますか?
Webサイトの情報ってTwitter、facebookいいね、などの手段であっという間に広がりますよね。それを考えて作られていますか?ソーシャルメディアが分からないからという理由で使わないのはあまりにももったいないです。

こうして本で考えたことがWebサイトにも応用できるわけです。
同じように会社案内などの紙媒体にも言えますし、自分の日ごろの発言や振る舞いにも言えますよね。

些細なことに気を付けるだけで知らないうちにいいことがあります。日々無意識のうちにやっていることに疑問を持って意味づけすると新たな発見があるかも知れませんので、視野を広げたい方はお試しを。