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直帰率とGoogleAnalyticsの直帰率について

今更ですが直帰率についての話です。

■直帰率100%!?
GoogleAnalyticsでこんなものを見たことがないでしょうか?
直帰
201セッションのうち全てが直帰!?って思っちゃいますよね。
しかし、そんなことはその横の滞在時間が0でないことと、離脱率が100%ではないことからあり得ないということが分かります。

ではなぜこういった表示になってしまうかの説明です。

■直帰率とは
まずは直帰と直帰率の定義を確認です。

直帰数(Single Page Visits (Bounces)):1ページビューだけのセッションの数。このセッションでは入口ページと出口ページが同じになる。ツールによってはページ別の直帰数も算出する

直帰率(Bounce Rate):1ページビューだけのセッション数を入口ページ数(セッション数)で割ったもの。ページ別の直帰率を算出する場合は、そのページからセッションが開始された数をベースにする。サイト全体でもページ・グループでも同様に算出する
Insight for WebAnalyticsより引用

つまり、
閲覧開始となったセッションが20で1ページしか見なかったセッションが5なら、5/20×100=25%、
となります。

ここでポイントとなるのはそのページの閲覧開始数が分母であって、ページ別セッション数ではないということです。
ページ別のセッションでは他のページを経由してアクセスされたものも含まれますので、当然直帰率の算出には使われないわけです。にもかかわらずすぐ隣にページ別セッションが表示されているとどうしてもこれが分母だと思っちゃいますよね。

■ページごとの正しい直帰率を見るには
コンテンツ→閲覧開始ページ、から確認しましょう。
そうすればページごとの正しい直帰率が分かります。

おそらく有料ツールなどでは閲覧開始ページ(入り口ページ)を解析する時にしか直帰率は出てこないと思われますが、GoogleAnalyticsではページ解析でも出てきてしまうのでややこしくなっちゃってます。

数字を見るときはその根拠もしっかりと把握しておきましょう。