運営堂ブログ

トライデントコンピュータ専門学校様で今年もアクセス解析ワークショップを行っています。 「そんなこと分かりません」って言ったかな?

昨年度に引き続き今年度もトライデントコンピュータ専門学校様でアクセス解析のワークショップを行うことになりました。

本日はその前半でアクセス解析に必要なことをお話ししました。

■アクセス解析はサイトの良しあしの基準を作ることができる

Webサイトを運営したり改善するときによくあるのが見た目で判断してしまうことです。

見た目に良いものを作るのが目的であればよいのですが、企業がお金をかけて作っている場合はそれが目的であることはほとんどありません。見た目とは全く関係ないPV数であったり問い合わせ数であったり売り上げ数のアップになることが多いです。

では見た目で作るとどうなるか?

学生さんにも話したのですが「解析の仕事が増えていく」事になります。
見た目が良かろうが悪かろうが、どれだけ見られたのか?いつ見られたのか?誰が見たのか?などのその時の反応がどうだったかが気になりますがそれが分からないとなると知りたくて仕方がなくなるんですよね。

というわけで、思った反応があったのか、ないならどこが悪かったのか、を判断するためにアクセス解析の数字を使って基準を作るわけです。

いきなり改善カ所を探すのではなくて現状把握から。

■じゃあ見る人はどこから来るの?

「できたばかりのWebサイトは無人島に建てた店です」って例えがありますよね。

でも実際は「どこに建てたのかもわからない店です」となります。
海の中なのか無人島なのか山のてっぺんなのか街中なのか・・・。何をやってもダメなのであれば海の中に建てているのでしょう、たま~に反応があるなら無人島なのでしょう、ポツポツ反応があるなら山のてっぺんなのでしょう、そこそこ反応があれば街中なんでしょう。

それすらもわからずに人を集めるから上手くいかないことになります。
海の中なら300年に1回来るかもしれないダイバーを相手にするしかないのでまずは引越しを考えないといけないですが、そこに無理矢理人を集めようとしてしまうからおかしくなります。

今現在の自分の立ち位置を知って適切な対応をすることからです。

無意味な集客は時間とお金の無駄です。

といった内容でした。

Webデザイン学科の学生さんにお話たので見た目の部分が気になってしまうようですが、まずはその前にある大前提を考えてくれるようになるといいなと思います。

学生さんのレポートはこちら↓

忠実に再現されております。
「そんなこと分かりません」って言ったかな・・・。言ったな・・・(苦笑)。