タイトルとかキャッチコピーを考えるためにやったこと、参考にした本

この投稿を見て似たようなことをやっていたので、自分が何をしていたのかをちょっとだけ振り返ってみました。
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本を読んだ
AIがない時代だったので本を読むというのがスタンダードなやり方でした。記憶にある本はこのあたりです。
アイデアとかネタ出しの本ですね。
理屈ではどう考えるのか?実際にはどうすればいいのか?ということが書かれているので、参考になることは多いと思います。小山薫堂さんの本は面白かったので何冊か他にも読みましたし、いとうせいこうさんの本を読んでからは、TVなどで見たときに何を考えてこう話しているのかな?と思うようになりました。
いつも見えているもの、聞こえているものをから吸収できると何かと早くなると思います。
100個出してみる
知識がインプットを踏まえたら次は実践なんですが、体育会系出身のため「とにかく100個出してみる」をやりました。この方法がいいのか悪いのかは知りませんが、量のない質はないと思っているのでとにかくやるのみ。
最初の30個くらいまでは調子いいんですが、そこからが長い。50個を超えるとネタ切れ、70個超えたら意地、80個を過ぎたあたりから吹っ切れるのかどうなのかわかりませんが違うものが出てきます。
それまでのキャッチコピーを考えるのとは違う、「自分っぽい発想」や「誰かの顔を思い浮かべて書いてる感覚」が感じられるようになるんですよね。
テーマが「鉛筆」だったとして
「鉛筆」という一見地味なテーマでも、いろんな切り口でキャッチコピーを出していけます。
王道のキャッチコピー
- 「芯があるって、いいよね」
- 「書くたびに、あなたの物語が始まる」
- 「そっと寄り添う、木と黒鉛のやさしさ」
ここまではよくある感じで、最初はかっこよく考えるんですよね。ここからどれだけ変化させられるかです。
「像が踏んでも壊れない」からの動物
昭和の人間なので有名なキャッチコピーにヒントを得てそこから膨らまします。「インド人もびっくり」でもいいでしょうし、「元気ハツラツオロナミンC」でもいいでしょうし、「24時間戦えますか」でもいいです。浮かんだものを応用します。
- 「カバでも大丈夫」
- 「犬が噛んでも書けます」
- 「耐久性の暴力」
動物から考えるだけでもいろいろ出てきますよね。ふざけすぎかもしれませんが、あとで調整すればいいですし100個出すのが目的です。
子供向けを想像すると…
鉛筆は子供のころしか使わないので、子供向けで考えてみます。
- 「食べられる鉛筆、できました!」
- 「かじっても怒られないやつ」
- 「鉛筆をかじったことがあるあなたに朗報!」
誰でも子供の頃にやったことがある行動をベースにすると、浮かぶことがありますよね。
縁起系・めでたさ路線とか
キットカットの事例を知っているとこの発想も出てきます。
- 「運気が上がる鉛筆」
- 「五角形で合格(ごうかく)!」
- 「持ってるだけで頭が良くなりそう」
受験生向け、ギフト需要、パワースポット的コピー、などなど。
軸となる考えがあって、そこから派生するもの考えていくと100個出せるようになってくるはずです。
「切り口」を変えてみる
同じテーマでも、視点を変えるだけでいくつもタイトル案が出てきます。
「機能に注目する」「使う人の気持ちになって考える」「逆説的に語る」など、いろんな見せ方を試してみるといいです。参考になったのが、Web担当者Forumのこちらの記事。
たとえば、導入事例の記事ならば、こんな切り口があるはずです。
・その事例の成果がどうだったのか
・なぜその手法を採用したのか
・導入前に抱えていたニーズや悩みは何か
・導入の際に面した困難は何かこうした切り口それぞれから、タイトルにして響きそうな要素を選んでタイトルのパターンを作っていくわけですね。
そして、こうして並べたタイトルから、良さそうな要素やバリエーションを組み合わせて、さらにタイトルの候補を増やせるはずです。
たくさん思いついたものから気になる部分や単語を抜き出して組み合わせてみるといいものができると思います。あとはどんな人に向けて何を言うのかを考えれば仕上がるかと。
答えを見つけようとしたら出てこない
正解を1つだけ出すよりも、100個の中から良いものを選ぶ方が簡単です。ボツになったものは次に使えますので、やればやるほど頭が鍛えられます。
このトレーニングはいつでも誰でもできるので、ちょっと時間がある時にやってみて下さい。
15~20分でいいと思います。