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『AIで集客する仕組み』を読んだら宿題ばかり増えた

住太陽さんの新刊『AIで集客する仕組み 〜クリックされない時代に選ばれるAI検索のセオリー〜』を読んだのです。

読み始めてすぐにAI検索もSEOも鍵になる部分はじつは同じだと書いてあって、ちょっとホッとしました。普段はGA4をいじったりコンサルをしたりしていて、SEOの専門家ではない、世間一般の人よりは少し詳しいくらいの立場ですから、全部をゼロから覚え直す必要はなくて、共通の基本を押さえたうえでAI検索への対応を足していけばいい、と書いてあったことは安心材料です。

ただ、教科書としてではなく「自分はどこまでできてるかな?」と確認しながら読んでいたら、宿題ばかり増えていきました…。

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検索エンジンが見ているのは結局のところ知名度と評判

検索エンジンが評価しているのは突き詰めると知名度と評判です。リンクはほかのサイトからのおすすめなので、論文の引用が多いほど価値があるとか、支持層が多いというのと同じ構図ですね。もちろん質が大事で量ではないです。

指名検索が暗示的なリンクとして扱われる(p.24)というのは私も知らなくて、なるほどと思いました。言及が増えるといいし、有名になるといいし、ブランドが定着するといいし、分かりやすい屋号やサービス名がいい。全部つながってるんですよね。

1章の結論が良いです(p.35)。知名度と評判を高めるのはどんな商売でも同じで、それをちゃんとやっていれば自然とSEOになる。SEOのために知名度や評判を高めるのは順番が逆でおかしいです。世の中には逆の人が多い気がします。

ここから先はできていないことのオンパレード

2章は中小企業をブランドにする話です。専門特化が大事というのはその通りなんですが、私もついリスク分散で手を広げたくなるし、できるからやってしまう。これは人から見ても検索エンジンから見てもAIから見ても分かりづらいということなので、反省しました…。

中小企業のコンサルをすると社長の相談相手、社員の相談相手、ウェブマーケティングのサポート、定例ミーティングの進行などなど、やることがたくさんあります。それをできることにしちゃってるのがあかんですね。このへんの打ち出し方は考えないといかんな~と思いました。

さらに、ここからもできていないことだらけです。

本に書いてあった通り自分の名前で検索してみたら(p.54)、森野誠之はエンティティとして認識されていなかった。20年近くネットで仕事をしてきて、ブログも書いて、SNSもやって、メディアにも寄稿して、メルマガも13年ぐらい続けているのに認識されていない。

写真を撮る習慣もないし、Instagramも見ないから、写真が実在性の証明になるという話もまったく意識していなかった。スマホのカメラロールを見ても、サッカーと飲み会とラーメンと柴犬だけ。無理かもしれない。

ビフォーアフターのような記録は受注前から残しておくべきなのに、守秘義務もあってできていない。言い訳をすると、目の前の仕事に一生懸命で記録を残すことを忘れているんです。

…伸びしろと思うようにします。

ちなみにビフォーアフターのような日々の記録こそが効いてくる、という話でした(p.76)。ブログってウェブ上のログなわけで、「ブログをやれ」というのはこういうことなんだと改めて思いました。本に出てくる徳田銘木さんの事例がまさにそれで、日々写真を撮って出会う人に見せて、ご縁を結んできた延長線上にいまがある。根っこにご縁の意識があって、それがそのまま商売になっている。商売ができていればSEOもAI対策もできてしまう、ということだと思います。

コンテンツは座って集めるだけでは作れない

コンテンツの章では一次情報や自分の視点、自分の感想や考察が大事だと書かれていました(p.108)。住さん自身が「客観的で正確で再現可能なことばかり重視して失敗した」と書いていてホッとしました。住さんも失敗するなら自分も失敗して当然ですから(なんか違うかもしれない)。

検索結果に出やすいページの型の図も載っていますが(p.141)、あれは文章がちゃんと書けていれば自然とそうなるレイアウトで、図だけ見て真似してもうまくいかないだろうな~と思いました。住さんも「材料がそろったら作成」と書いていて、やっぱり中身が先ですね。

いちばん手が止まったところ

4章はAI検索に選ばれるための話です。「自社がおすすめされたい質問を明確にする」というところで(p.173)、私は手が止まりました。されたい質問が浮かばないんです。営業をしたことがないし、ずっと紹介だけで仕事をしてきたので、自分がどうおすすめされたいのか考えたことがないんです。

GA4の人なのか、中小企業のウェブ担当の相談相手なのか、社長の壁打ち相手なのか、セミナー講師なのか、Moodleの人なのか。

自分では全部がつながっているイメージでやっているつもりなんですが、AIからすると何屋か分からない人になっている気がします。人間関係の中では便利でも、検索やAIの世界では不利なんでしょうね。これは専門特化ができていないのとつながっているので、意識して変えないといかんところです。

AIが使った情報源を検索結果画面から確認できる(p.176)というのも知らない人が多いかもしれません。実際に見てみると、従来の検索結果上位とは全然違うものが出てくるし、たいしたことのないコンテンツが表示されていたりするから研究し甲斐があります(笑)。

そして最後は、自作自演やステマはやめておけ、という話(p.185)。AIは作為を見抜くし、ペナルティ(ステマもSEOも)もある。それ以前に顧客を欺く背信行為ですからね。他がやっているからと真似しても勝てないし、楽をしようとするとずっと楽にならない。ホントにやめたほうがいいです。

結局は商売をちゃんとやろうという本だった

読み終えて思うのは、結局「商売をちゃんとやろう」という本だったということです。根っこはずっとそこにあるんですよね。

そして私の手元には、エンティティを認識させる、写真を残す、されたい質問を考える、といった宿題がしっかり残りました。

人には言えるのに、自分はできていない。

反省しながら頑張ります。

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