運営堂ブログ

仕事の効率を上げる3つの方法(個人の感想です)

今となっては化石のようなタイトルですw

仕事の効率を上げる方法ってブログ記事もたくさんありますし本もたくさん出ていますが、個人的に効果のあった3つの方法を書いてみようかと。

■知らない人に教える、やってもらう

これはよくある方法ですね。

知らない人から素朴な質問が来ると「え?それって・・・」、と悩んでいるうちに不要かなと思うことがあるわけです。で、無くしてみると特に問題もない。

慣れ=麻痺(鈍化)、なので慣れてきたころに知らない人に教えたりするのは効果的です。部下でもいいですしセミナーでもいいですしこうしてブログに書いてもいいです。なんにせよ誰かに見られる前提でアウトプットするということがポイント。

■それをやらなかったらどうなるか?を考える

どんな効率化よりもやらないことが一番早いので、その仕事を0にできないか?やらなくてもいい方法はないか?を考えます。

効率化といって細かく見直しをしてちまちま改善するよりも圧倒的に早くなることがあります。

やる前提に立つとどうしてもその中身に目が行ってしまって、前工程や後工程が目に入らなくなります。前工程の負荷がなくてやってもらえることがあれば自分の仕事ってなくなりますよね。自分の仕事ではなくて全体の仕事の効率化ってやらない前提にしないと思いつきづらいです。

■仕事量を1.5~2倍に増やす

個人的に圧倒的に効果があったのはこれ。

仕事整理術とかスケジュール管理法とかを読んだところで、暇があるうちは余白があるのでそこにずれ込むだけです。ずれ込む余白がなくなった時にこれらのノウハウが役立つんですよね。

ちゃんと管理して整理しないと二度手間三度手間になりますのでそうならないように準備しますし、1発で終わるような仕事の流れを作るようになります。打ち合わせをする→決める、後から→今すぐ、悩む→判断するタイミングを決める、文句を言う→解決法を考える、など意識も変わります。ぐずぐずしている暇はないですから。

工数もそうですよね。決めてしまったらそれを縮める努力をしなくなるので、増やした仕事量を同じ工数かそれ以下でこなすことを考えないといけません。


体育会系のようなノリではありますが気になった人はお試しを。

なんとなく過ぎてしまった独立11年目

この時期になると毎年今までを振り返っておりますが、11年目はなんとなく過ぎてしまった感じです。手を抜いたというわけでもないのに、目の前のことをやり続けていてあっという間に終わってしまいました。

おかげさまで忙しい毎日を過ごしていますが、どこかで時間を取ってちょっと先やかなり先を考えていかないといけないなと・・・。

「安定」って言葉ほど怖いものはないです。

安定したと思った時点で衰退がはじまってますので。


今年は可能な限りAIというか便利なツールに分析などの作業を任せて、アクションの速度を上げていきたいなと思ってます。

データの整え方だったり、出てきたものに対しての判断だったり、人が時間をかけるべきところは何か?を考えながら試していこうかと。


そんなこんなで今年もよろしくお願いいたします。

Google オプティマイズを使ってGoogle アナリティクスのウェブテストっぽいことをやってみる

Google オプティマイズの無償版の提供が開始されてしばらく経ちました。Google アナリティクスにもテスト(旧ウェブテスト)がありますが、オプティマイズはテスト専用ツールなのでこちらを使ってテストをしてみようと思います。

やりたいことは「2つの異なるURLを均等に表示してどちらのページがコンバージョンに貢献するか」ということです。

Google オプティマイズの無償版についてはこちらの記事をご覧ください。
Google オプティマイズの無償版が発表されました│株式会社イー・エージェンシー

■GA、GTM、GOの3つのツールを使います

テストをするにはGoogle アナリティクス(GA)、Google タグマネージャー(GTM)、Google オプティマイズ(GO)の3つのツールを使う必要があります。ですので、1つのGoogleアカウントにこれらのツールの管理権限を持たせることが必要です。この時点でハードルが高い場合もあるかもしれないですね。

事前にやっておきたいことを書いておきます。

・Google アナリティクス
ユニバーサルアナリティクスを使っていて、1つ以上の目標が設定されていること

・Google タグマネージャー
新しいタグでhead内の上の方にタグ(コンテナスニペット)があること
こちらの記事を参照ください。
【注意!】Googleタグマネージャーのコンテナスニペット(タグ)の設置方法が変わりました。 | 運営堂

・Google オプティマイズ
特になし

■Google オプティマイズの設定

ログインまでのプロセスは割愛します。

Google アナリティクスと連携
右側にある「Link to Google Analytics」からGoogle アナリティクスと連携します。出てこない場合は「i」のアイコンをクリックしてください。
Link to Google Analytics

ログインしているGoogleアカウントに紐づいているものが出てきますので、上に書いてあるように管理権は先に付与しておいてください。

CREATE EXPERIMENTを選択
CREATE EXPERIMENT

テスト名・オリジナルページを入力してRedirect testを選択
Create experiment_2

NEW VARIANTを選択してテストページを設定
NEW VARIANT
Add variant

Primary objectiveから目標を選択
Primary objective

こんな画面になれば完了
GO設定


続いてGoogle タグマネージャーの設定に移りますが、その前にオプティマイズのコンテナIDを取得します。
ここからです。
Optimize snippet
Optimize ID

「GTM-○○」がコンテナIDなのでこれをどこかにメモ。
Google タグマネージャーのコンテナIDもGTMから始まるので関連性があるように思えますが、全く関係ないです。ややこしい。


■Google タグマネージャーの設定

すべてのページにGoogle タグマネージャータグが入っていることが多いと思いますので、テスト対象ページだけにタグを配信するようにします。その時のページのURLに応じて変更してください。
例としてはこんな感じです。
トリガー

タグも設定
タグ

プレビューモードで対象のページのコンテナが配信されていること、対象外のページに配信されていないこと、を確認後に公開。


■Google オプティマイズに戻ってテスト開始

START EXPERIMENTをクリックして開始。
START

オリジナルページにアクセスして「?utm_expid」といったパラメータがついていればテストは正常に動作しています。

結果はこちらから確認を。
オプティマイズのREPORTINGか右側のGoogle アナリティクスへのリンクです。
report


テストをやめる時はEND EXPERIMENTから
END


途中の説明を端折っている部分がありますので、細かい部分は以下のサイトをご覧ください。
速報!Google Optimize(グーグル・オプティマイズ)使用感レポート | 株式会社プリンシプル
Googleオプティマイズを使えたのでざっくり解説!時代はGGOP
「Google Optimize (BETA)」で無料かつ楽にA/Bテストを設定しよう (準備編) | Googleアナリティクスを一から学べる情報サイト|アナリティクスガイド


Google タグマネージャーを導入していると任意のページですぐにテストができるので便利ですよね。テストコードを入れるのが面倒だった人はこの方法でテストをしてみてください。


4/2(日) 鯖江 おそらく日本初!懇親会がプロレス観戦のセミナー!「新UI対応!Google アナリティクスの基本的な操作とWebサイト改善の基礎知識」

お前のサイトはそれでいいのか!
新UI対応!Google アナリティクスの基本的な操作とWebサイト改善の基礎知識

4/2(日)におそらく日本初であろう、懇親会がプロレス観戦(ドラゴンゲート)のGoogle アナリティクスセミナーを行います!

Google アナリティクスセミナーはいたってまじめでこんな内容です。
■概要

Google アナリティクスは無料なのに高機能すぎるのがネックですが、基本的なことさえ覚えてしまえば見るべきところはそんなに多くありません。新UIになったGoogle アナリティクスの基本的な操作方法・設定・用語について説明をし、Webサイト改善時に見るべきポイントも簡単なワークをしながらお話しします。


■対象

  • 自分が管理しているWebサイトを持っている人
  • ログインできるGoogle アナリティクスがあること

■持ち物
パソコン(WIFIと電源は用意します)

■参加費(当日集金します)

  • セミナーのみの参加の方 5,000円
  • プロレス観戦懇親会も参加の方 プロレスチケット代 + 4,000円
※参考 特別リングサイト席 7,560円・指定席A 5,400円
※ドラゴンゲート福井大会は産業会館にて 16時開場 17時スタート
※プロレスのチケット手配もこちらで行います。
(プロレス観戦後にプロレス打上げも予定しています。割り勘の実費です)

■定員
20名(セミナーです)

新UIになったGoogle アナリティクスの勉強をしたい人も、ドラゴンゲートのYAMATO選手などに会いたい人も、是非ご参加ください!


なんとなく思っていること。Google アナリティクスとTableauとAIアナリストをどうするか。

なんとなく自分が思っていることをうだうだと書いてみます。

昔というか今もやっていることですが、Google アナリティクスを見てカスタムレポートやセグメントやらを設定して改善点を見つけてレポートにして提案するという作業がとっても煩わしいというか、スピード感がないように思っています。

設定に関しては肝の部分なので必須。ここに時間をかけるのは何の問題もないです。

問題はその先。

ここが気になるな~と思ったことを掘り下げていくときに、Google アナリティクスではどうしても遅い。思ったデータを見るのにいちいちセグメントしたりしていると動いていた頭が止まってしまうし、数が多くなると設定が面倒だし、その設定も毎回使うかといわれるとそうでもない。これがものすごくストレス。

Google アナリティクスはデータを取ってトレンド見るというか定点観測をするためのツールで、問題を発見して掘り下げていくのには向いてない。なので、定点観測用の比較的安価なレポート作成ツールがあると助かるわけです。

掘り下げるにはTableauが良いよねって思うわけです。問題と改善点の発見が早くなりますので。それを見つけるにはTableauを使い慣れないといけないわけで、時間をかければ解決することです。

この次には提案というか誰かに伝える作業が発生しますがその場合にTableauは向いていない。あくまで数字を使いやすくして、見やすくするツールなので。

そうなるとAIアナリストのように提案までしてくれるものが欲しくなる。文章で説明してくれますからね。

提案されたときに慣れるまではAIがどう考えているかを知りたくなるので、確認するにはGoogle アナリティクスよりもTableauがあると早いかもしれないし、そもそものGoogle アナリティクスの設定も直さないといけないかもしれない。


で、何を思っているかというとTableauの部分をすっ飛ばしてAIアナリストだけに依存できないか?ということです。

中途半端にGoogle アナリティクスが使えたりするので、どうしてもAIが出した答えの根拠が知りたくなるんですが、そもそもそんなこと知らんでもいいのでは?って思うんです。

これって二つの考えがあって1つ目は、AIを使う時代においては当たり前なことで、人間が考えているよりもすごいことを見つけてくれているんだから、根拠なんてどうでもいいと思う考え。2つ目はAIとうまく付き合うためにAIを理解するという観点からTableauを使うという考え。

人間なら相手の考えを理解しないとイカンけどAIの理解って必要なんでしょうかね?
理解の速度よりも早く進化しちゃったら不要では?
AIにもっとうまく動いてほしいから伝えるべきことを人間が見つけてあげる?

などなど。

Webサイトの改善を人間がちまちまやっているのは、とっても非効率だというこということがわかっていても、小規模のサイトでデータが少ないところでは人がやるしかないようにも思う。


時間がたてば答えが出ていると思いますが、AIが出始めの今ではもやもやというかなんというか、いろんなことを考えるわけです。


※TableauとAIアナリストに関しては自分が使ってみて良さそうだったので書いただけで、書いてくれといわているわけではないです。他に良いツールがあるかもしれません。

【追記アリ】ページ解析がなくなった!Google アナリティクスの新UIが反映されてきているので現時点でわかる変更点などを

新GA
じわじわとGoogle アナリティクスの新UIが反映されてきているので現時点でわかっていることをまとめておきます。まずは上の画像をよく見てみてくださいね。

※2017/02/23 eコマースの「新規」がなくなる
※2017/02/01 ユーザー獲得が集客に戻る。デフォルトの期間の設定方法追加
※2017/01/27 ページ解析の拡張機能の追記
※2017/01/27 公開


ログインすると前回見ていたビューのユーザーサマリー(概要)に

今まではホーム画面でしたが以前に見ていたビューのユーザーサマリー(概要)になります。
複数のサイトを持っている人はこれはこれで不便かも。

サマリーが概要に名称変更

上にも書いたようにユーザーや行動のサマリーが概要に名称変更となっています。
他にもサマリーという言葉は概要に置き換わっています。

集客がユーザー獲得に名称変更←集客に戻りました

なんでこうなったかは謎。
「ユーザー」という言葉は誤解しやすいので集客が良かったんですけどね~。


2017/02/01 集客に戻りました。GAあるある。


その他の名称変更

  • リアルタイム>コンテンツ→行動
  • ユーザー>ユーザーの分布→ユーザー属性
  • ユーザー>インタレストカテゴリ→インタレスト
  • ユーザー>ユーザーの環境→テクノロジー
  • 行動>サイトの速度>速度の提案→読み込み速度に関する提案
  • 行動>ウェブテスト→テスト

デフォルトでのデータ表示期間が過去30日間→7日間

今までは30日間だったものが7日間になっています。
30日にしたい人はキーボードでd→30の順に押すことで30日に変更しましょう。

2017/02/01 設定で変更できました。
Google アナリティクス 2017年新UIでの「デフォルトの期間」の変え方 | マーケティングBlog | ミツエーリンクス
をご覧ください。

管理メニューとカスタムレポートが左側に

管理メニューは左側の一番下に、カスタムレポートは一番上に移動しました。
マイレポートやショートカットもカスタムに入っています。マイレポートを見るのに1クリック増えたのはちょっと嫌ですが、使う人が少ないんでしょうね。
左メニュー

管理メニューって使ったことがない人も多かったのですが、ここに来ることで目に付きやすく認知度も上がるように思います。

左メニューを閉じる矢印が一番上から一番下に

今までは細かすぎて伝わらなかった矢印が大きくなって一番下に移動しました。
左メニュー閉じる

複数のメニューが開けない

これはどういうことかというと、こういったことができなくなったわけです。
旧大カテゴリメニュー

例えばユーザーのカテゴリにあるレポートを見ていて、行動のカテゴリのレポートを見るとユーザーのカテゴリが閉じてしまいます。スクロールしなくていいのは便利ですが、いちいち閉じたり開いたりするエフェクトが邪魔臭いです。

管理メニューにも左メニューが

管理メニュー
今まではレポートをクリックして戻っていた手間が省けるので便利になりました。

ページ解析が廃止

これは要注意!
人気のメニューかつ誤解の多かったページ解析がなくなりました。
ヒートマップで代用できちゃいますからね。
でも、プロパティ設定の画面には「ページ解析を開始」の設定が残ってます。

※2017/01/27 追記
Chrome 拡張機能「Page Analytics」 – アナリティクス ヘルプ
からChromeの拡張機能としてページ解析を追加できます。

なぜかeコマースに「新規」が

何も変わってなさそうなのに新規。
しかもNEWでもない。ちなみに他のNEWだったものも新規に変わってます。

2017/02/23 なくなりました。
eコマース


今回の変更は初めて使う人にもわかりやすくなった感じですが、今のUIに慣れている人はちょっとイラっとすることもあるかも。

こんなところですが変更があれば随時更新していきます。

Google アナリティクスで「テストトラフィックを送信」なるものがあった

テストトラフィックを送信

Google アナリティクスのプロパティ設定に「テストトラフィックを送信」なるものがありました。データが取れているのかどうかがわからない人のための機能かなと思います。

ここをクリックすると別ウィンドウが開いてこんなURLになっています。
テストトラフィックを送信-2

で、リアルタイムで確認しろとなっているので確認するとこの通り。アクセスがあってめでたしめでたし。
リアルタイム

■ちょっとだけ補足

▼別ウィンドウで開くページはプロパティ設定のデフォルトのURLで設定したページとなります
ここにアクセスできないとかリダイレクトされるとうまくいかないと思います。

▼?utm_source=analytics_test&utm_medium=referralのパラメータ
参照元が「analytics_test」でメディアが「参照元」という意味です。
何故こうなっているかというと、リアルタイムの上位の参照元はメディアが参照元(referral)しか表示されないためかと。

▼集客>すべてのトラフィック>参照元/メディアには「analytics_test / referral」と表示
これはそのまま出ます。

▼オプトアウトアドオンなどで自分を除外していると何も出ません
当たり前ですがよくはまるので書いておきます。


アクセス数の多いサイトですと自分でアクセスしてもリアルタイムではさっぱりわからないので、こんなパラメータを付けてテストするようになっているんでしょうね。


Windows7以降のPCでCaps Lockキーを押すと入力モードが変わるのを解消する方法

capslock
Windows7以降(8,8.1,10)になってからCaps Lockキーを押すと入力モードが変わってしまって、いつの間にか日本語or英語入力になってしまいます。

Caps Lockキーって「A」の近くにあるのでうっかり押しやすく悩んでいる人も多いかと思います。この何ともイライラする現象の解消法です。

■Microsoft IMEのプロパティから変更できます
全般>編集操作>キー設定で変更>*キー欄の「英数」で「入力/変換済み文字なし」の項目を削除
です。

動画を見てもらうとわかりやすいかと。既に削除してしまっているのでマウスでグルグルしている部分を削除してください。



よく見るとCaps Lockキーって「Caps Lock 英数」って書いてありますよね。今回はここの「英数」の部分の設定変更でした。

「水煮三国志」を読んだ

三国志を知っていてマーケティングや組織運営などに興味があれば読むしかないです。というか読まない理由がないです。必読。

それはこの紹介分を読めばわかります。

漢の初代天子である劉邦の末裔であることを知った劉備は一念発起して超難関大学に入学し、生涯の友となる関羽と張飛に出会い、いずれは三人で起業することを誓う。三人は卒業後、やり手ビジネスマン董卓のマルチ商法会社に見習い社員で入るが、そのやり方についていけず入社を断念、徐州電器に職を得る。同社社長の陶謙に気に入られた劉備は次期社長に推されて就任する。しかし、副社長として迎え入れた大学の同窓生、呂布に謀られて社長の座を奪われ、曹操がCEOを努める東漢公社に転職する。その後、同社を突然退職し、皇族商事を興して、劉表が社長を務める荊州電器の製造する「皇族」テレビの販売代行を行う。このとき、諸葛孔明を参謀に迎え、関羽、張飛らとともに、曹操の「英雄」テレビ、孫権の「小覇王」テレビに市場シェア奪取の戦いを挑む。
劉備が大学に入学してから中国三大企業の社長になるまでのサクセスストーリーの中に、「諸葛孔明の戦略」「孫子の兵法」「三略」「六韜(りくとう)」などの中国古来の兵法を織り込みながら、“経営戦略”“起業”“人材管理”“マーケティング”などの、ビジネスパーソンに必須の知識が知らず知らずのうちに身につくビジネス小説。それが『水煮三国志』だ。ビジネス書は1万部売れればヒットといわれる中国書籍市場で110万部を超える大ベストセラー。


説明不要ですよね(笑)。

ところどころに知っていることもあるでしょうし、違うな~と思う部分もあるかもしれませんが、「三国志」がベースなのでそのあたりは気にしなくてもいいでしょう。分厚い本ですが1つの章はそんなに長くないですし、たとえ話も出てきて読みやすくなっています。

年末年始に是非お読みください!



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「究極のBtoBマーケティング ABM(アカウントベースドマーケティング) 」を読んだ

BtoBのマーケティングって遅れているイメージがあります。名刺(リード)を獲得して連絡して訪問して・・・という古典的なことしかやっていない。この書籍にもマーケティングと営業のよくあるやり取りとしてそのあたりが書かれていますが、否定するわけではなくて営業さんを理解して全社で効率的なマーケティングをするにはどうすればいいのか?という内容になっています。

AMBという新しい概念と現状の問題に紙面が多く割かれていますので、AMBとは何ぞや?という人にピッタリの書籍だと思います。

※日経BP社様から本をいただきました。ありがとうございます。

ABMの定義など

全社の顧客情報を統合し、マーケティングと営業の連携によって、定義されたターゲットアカウントから売り上げの最大化を目指す戦略的マーケティング (P.15)

こうなっています。
マーケティングと営業の連携、ターゲットアカウントの定義、戦略的なマーケティングと聞くとどこかで聞いたことがあるように思いますが、こちらを読むとよりわかりやすいです。ちょっと長いですが引用します。

 ABMはその名の通り「マーケティング」です。そのマーケティングの設計思想に営業視点を入れたものなのです。
 たとえて言うなら、一つの湾のような巨大な養殖イケスの中に船を入れ、養殖している魚の中から獲りたい魚だけに銛を打つようなものです。こうすれば、外洋を走り回るような効率の悪さもなく、必要とする質の魚だけを収穫できます。
 つまりABMを実施するのは必ずイケスのような仕組みが必要です。それがデマンドセンターなのです。デマンドセンターが無く、デマンドジェネレーションの経験もナレッジの無い企業がABMに取り組むのは不可能だと私が考えているのは、これが理由なのです。 (P.71)

漁師に頼るのではなく、マグロしかないイケスを作るのではなく、自分だけが漁をすることができる専用の海を持つということですね。そうすれば、イケスを作る技術(マーケティング)も活きますし魚を獲る漁師の腕(営業)も活きます。どっちが良いというわけではなくて長所を活かして共存する。これがABMのようです。

第1~3章:ABMの成り立ち・概念など

前述のようなことが書かれています。なぜ必要なのか、どんな概念なのか、どういった企業にあっているのか、などです。イントロ的な章なのでABMを初めて学ぶ人はここをしっかり読んでおくとよいと思います。CRM・SFA・MAと別物ではなくて利用するということも書かれています。

第4章:ABMが効果を発揮するところ

「引き合い依存」からの脱却、新規顧客の獲得・新市場への参入支援、に効果的であると書かれています。

すでに取引がある場合は「引き合い」で何とかなっていても、新規開拓をしようと思うと接点がないので何もできなくなってしまいます。手持ちの名刺に当たりしだい接触しても相手のブラックリストに載ってしまうだけですし。得意先の成長に依存せずに自分たちの力で開拓する力をつけるためにABMはもってこいのようです。

第5章:バトルドクトリンを変える

歴史が好きな人はとっても面白い章です。バトルドクトリンとは戦闘教義のことで得意技とか勝ちパターンのことです。

「マケドニア・ファランクス」、「レギオン」、「騎馬3軍団編成」といった言葉にピンと来た人には伝わりやすいと思いますので、ABM導入を理解するためにはここから読んでみてもいいかもしれません。逆に詳しくない人は飛ばしても問題ないと思います。

第6章:デマンドセンターの整備

ここがABMの肝です。ここを整備せずには何も動きませんので面倒でもちゃんとやっておかないといけない部分。

・マーケティングの基本設計
・そのマーケティングを行うことを企業戦略としてトップマネジメントが承認し、社内に宣言する
・基本設計を時系列に並べ、いつ、どこでどのようなツールと、どのようなスキルを持った人材がどのくらい必要かを拾い出す
・以上を事業計画に落とし込み、その実現のために必要な予算を確保し、実行する (P.148)

ABMってのがいいらしいから導入しよう!って騒いでもダメということですね。今までの勝ちパターンで上手くいきそうにないとなったときに、どのパターンにすれば良いかを考えて会社方針として発表する、あとは必要なリソースを整えて実行するという流れです。

会社全体に影響があることなので、テスト的に・・・と初めても部署間にまたがる連携ができずに「また効果なかったよね」となって終了です。

新たな取り組みなので効果が出るまでに時間がかかることを考えて、先手を打って準備しておきたいところです。

第7,8章:ABMで具体的にやることと流れ

最期の2つの章でやっと具体的な流れになります。それだけ概念と準備が必要ということになります。

実際に始めてみるとここに書かれていることだけでは不足しているように思いますので、それぞれの関連書籍を読むか今後出てくるであろうABM関連書籍を読んだりセミナーに参加して補ったほうが良さそうです。持っている名刺などのデータ量にもよりますが、書籍を読んだ限りではどれだけ早くても半年、そこそこ早くて1年はかかりそうなので、理解の部分は今のうちに済ませておきたいところです。


右肩上がりで成長していた時代も終わりましたし、少子高齢化で日本の状況は大きく変わっていますので、今までのやり方を根本から見直すタイミングだと思います。そんな時ヒントになる書籍なのでいざという時に備えて読んでおきたいですし、導入しなくても考えはとても参考になりますのでマーケティングに関わっている人は読んでおくべき本ですね。



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